いつどこで過ごすかの『自由』 屋根裏編3
屋根裏部屋で発見すること
屋根裏で自由に過ごしていると、色々なことに気がついたりします。天井が三角になっていて端に行くほど低くなっていくので、場所によって様々な制約が出てきます。
普通なら荷物置きぐらいにしかならなさそうな場所ですが、意外にもその制約や狭さから発想が拡がるのです。しかし、いろいろと学習してきた大人ほど「常識」というかある種の「先入観」が増えてしまって、発想の拡がりに時間がかかってしまいます。
娘たちは子供の頃にほんの数年しか屋根裏にいませんでしたが、それはそれは自由に居場所を「開発」していたように思います。そういう意味では子供の眼での感じ方や、遊びの工夫みたいなものは無くすことなく大人になりたいものです。
子供のいた頃の様子は、いつどこで過ごすかの『自由』 屋根裏編1 をご覧ください。
当時、iPad miniを常に携帯していました。現場の写真を撮ったり、そのままメールしたりする事も多く、一日中パソコン代わりに使用するのに丁度いい感じでした。
1日の終わりに寝床まで持って行き充電しながら見ていると「持つ手がだるいなぁ」と思い、ちょっとした便利グッズがふと浮かび、試作してみたくなったのでした。
ちょうど新しい枕のポジションを見つけた頃で、いい歳になってから「やってみなくちゃわからない」精神がみなぎってきていたのでした。
枕のポジションについては、いつどこで過ごすかの『自由』 屋根裏編2をご覧ください。
寝ながらiPadシアター
試作した便利グッズを「寝ながらiPadシアター」と名付けました。何かしら新しい事にチャレンジする際は、名前を付けて取り組んでみるのがお勧めです。それだけで、意気込みと思い入れみたいなものが生まれてきます。
それでは、ご紹介です。
↑「新しい枕のポジション」でのハンズフリー型iPad便利グッズ!
↑当時一日中使用していた「相棒」iPad mini!
↑まくら上部にiPad miniサイズの専用スタンドを自作!
↑ぴったり装着!寝返りに合わせて左右のポジションにスライド可能!
↑ディスプレイ画面の角度調整機能付き!
↑組み合わせるスピーカーは小さい割には音がいいBOSE Mini SoundLink!
↑屋根裏形状独特の音響特性で「なんちゃってサラウンド」環境に!
↑後ろからも迫ってくる!うそのような大迫力サウンドなのです!
↑夜ふかしし過ぎで朝がつらいですzzz
自宅にはこのような「試作」と言いつつ「常設化」しているものが多くありますが、開発プロセスとしては理想的なのかもしれません。遊びに来られた大半の方々はベッドに寝かされて体験させられるのです。実際に体験されると、一様に大人も子供も音の迫力に度肝を抜かれます。
ときには「おもしろ」も必要
これまで、多くのお客様の住まいにお邪魔してきました。新築前のお住まいと、新築後のお住まいの両方で同じご家族が生活されている様子を見てきました。
新築前のお住まいは手狭であることが多く、テーブルではなくちゃぶ台だったりして長時間の正座がつらかったものです。当然のことながら手狭であることからの不満も多いのですが、お邪魔してあちこち見せていただいていると住まい手の、意表を突くような「工夫」が見られてそれは面白かったものです。
新築後のお住まいにお邪魔する機会も、もちろん多くいただきました。だいたい入居後10年以上のキャリアになってきますと、想定を超える大胆なDIYや改良が施されていたりして、これまた面白いのです。自由な発想で楽しく面白く暮らす」という点では、まさに「師」とも言える方々が沢山いらっしゃいます。
子育てを終えられた「大人」の皆さまが、時を経たご自宅で「子供」のような顔で自慢される「発見」や「工夫」は、スペックやデザインを超えた「知られざる小宇宙」をあちらこちらに形成しています。
社長の会社では家が出来て、お客様が住み始めてからの変化や発見を見せてもらっていますか? その中からの「発見」を楽しんだり、スタッフと共有する習慣をお持ちですか?
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