「売れる」ための仕組み作り
「業界の常識に凝り固まって、ユーザー目線で考えられないことが、日本企業の弱点です。」
(大山健太郎氏「いかなる時代環境でも利益を出す仕組み」より)
「日本企業の多くがマーケティングのキャリアを伸ばすような構造ではないからだと私は考えています。」
(森岡 毅氏「USJを劇的に変えたたった一つの考え方」より)
これらは、私が仕事の参考として拝読した本の中の一文のみを取り出したものです。
皆様は上述の本を読まれましたでしょうか?
実は、上述の本は私も最近読んだばかりで、かねてより読んでみたいと思いつつなかなか読めていなかったのですが、ある企業の支援の中で、マーケティング支援の専門家が参考として挙げられたことからやっと読む機会を作ることができました。
上述の一文から私なりに共通するキーワードを拾ってみると、
「ユーザー目線」≒「マーケティング」
「仕組み」 ≒「構造」
私が支援している中小企業の中でも、客観的に見れば「業界の常識の中で戦ってしまっている」「マーケティング組織がそもそもないか、あっても機能していない」会社が多い、というよりそんな会社ばかりというのが正直なところです。
知財戦略・知財活用もマーケティングと密接に関連しています。
株式会社エンジニアの高崎社長が提唱されている「MPDP理論」の「M=マーケティング」と「P(パテント)」の関係のごとくです。
中小企業にとって本当に大事なことは、「マーケティングの本当の意味・機能を知り、お客様に選ばれる必然をどうやって作るかを考え、実行(ブランディング)し、ブランディングに知財を活用する戦略を構築する」ことであると、企業支援をさせていただく中でより強く感じています。
高度な技術を持っているのに、商品やサービスが売れない。
その理由はなぜなのか?どうすればよいのか?
そのヒントが、上述の本の中にあるかもしれません。
「売れる」ための仕組み作りが大事なのです。
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