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「ムダを減らすチェーン店経営とは」

SPECIAL

人時売上改善コンサルタント

株式会社 レイブンコンサルティング

代表取締役 

儲かるチェーン店をつくっていくには、時代はいま、「画一化」から「個店力最大化」へと変わっている! 多店舗展開するスケールメリットと、一店一店の魅力を強くして収益力を圧倒的に強くしていく実務とは…。

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「イトウサン、ムダはあると思うのだが、その具体的な見つけ方が良く分からなくって・・・」

----少し前に ご相談にお見えになって、人時を取り組まれておられるチェーンの社長の声です。

人件費のコスト管理を見よう見まねで、やってきたのだけれど、どうやってムダを発見し利益改善させるか?

店舗に指示をしても 遅々として進まないことから、尋ねてこられました。

店舗では、営業の波があるため、たくさんのムダが日々発生します。

まず、どこから取り組めばいいのかという点では 店舗の「ムダを減らす」ことが最初になります。

週次でも日次であっても、売上見込みの波に対して人時を 柔軟に組める仕組みがあればそのムダは減るようになります。

それにはまず、売上の予測の波に対して、必要人時を設定して勤務人時を引き当てていくことになります。

ここで、問題になるのが、店長はいつも多めに人員体制を持ちたがる傾向にあるということです。

実際に一日作業の流れをつくり、そこに人時を割り当ててみると分かるのですが、「商品品出しが間に合わなかったらどうしよう?」「レジで並ばせてしまったらどうしよう?」など不安要因が出てくるため多く人員を持ってしまうわけです。

ところが、こういった要因は全く根拠なく、理由はただ1つ、「業務毎の作業時間がはっきりと決まっていないこと」と申し上げております。

業務ごとの標準時間さえ決まっていれば、商品数量に応じて作業時間が読めるわけですから、わざわざ多めの人時を持っておく必要はありません。

一方ではこの、業務毎の作業の手順を決めておかなければ、人によって時間内に完了できない人が出てきてロスが発生してしまいます。

そのためには、業務手順書の作成とその事前トレーニングが必要となります。

このようにして店舗の「ムダを減らす」ことが最初のステップとなります。

面白いことに、こうやって良く見ていきますと店舗業務の中には、「点検業務」のように著しく人時がかかるにもかかわらず 生産性がゼロの業務も数多く存在します。

このような、業務の場合は「ムダを減らす」レベルから「ムダを無くす」に切り替えて、主管部に対して不要な業務を止めることを期限付きで要請をしていきます。

「ムダを減らす」と「ムダを無くす」この2つを示すことで数多くのムダは発見できます。

大事なことは、ムダが見えないことで利益をどれくらい毀損しているのかという仮説を立てることです。

さあ、貴社では、「ムダの見つけ方」どのように示されておられますか?

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