第13話:99%の中小企業がハマる!ネット集客・web集客の落とし穴
【集客の仕組み化・営業の仕組み化・人材育成の仕組み化】、3つの仕組み化で儲けを逃さず、最短ルートの成長戦略を指南する“導線経営”コンサルタント中丸秀昭です。
前回は「集客の仕組み化」における「反響率が上がるDMの発送方法とは?」と題してDMを発送する際に、3回以上に分けて発送した方が効果的であることの2つ目の理由をお伝えしました。
今回はネット集客において「問い合わせがない」「売上が上がらない」となってしまう、中小企業の99%がハマる落とし穴を回避する手法、成否を決めるネット集客・web集客の最初の一歩ついてお伝えします。
ネット集客を成功させるには戦略的な考え方と様々な仕掛けがかみ合って成果を生み出しますが、私の経験則では、99%の中小企業が最初の一歩を間違えています。
なぜ、そのようなことが言えるのかというと・・・10年ほど前、私が独立した時に数十万円の費用をかけ渾身の思いでつくり上げた自社サイトの立ち上げに2度も失敗しているのですが、その時に私が失敗したやり方と同じやり方を大半の中小企業がやっているからです。
あえてお伝えすると、私は元々広告会社で数百のホームページ制作を手がけてきたので、大手輸入車や大手飲食チェーン店のホームページ立ち上げ、誰もが知る有名な映画のキャンペーンサイトの制作など、web制作においてはかなりの実績があったということです。
にも関わらず、2度の大失敗...ホームページを立ち上げて6ヶ月が経過しても問い合わせが1件もないということを経験しました。そこから失敗の原因を突き止め、月間100件超の問い合わせがくるまで3年以上の月日とそれなりの投資、労力がかかりました。では、「99%の中小企業が間違える最初の一歩」とは何でしょう。
それは、見込客の悩みや解決したい問題をお客様の立場で考え、それらの悩みや問題がどのようなキーワードに変換されて検索されるのか? そのキーワードがネット上で月間何件検索されているのか?を調べていないからです。
逆の言い方をすると、貴社のホームページが検索結果で上位表示される(SEO対策)には、見込客の悩みや問題を含んだキーワードがあなたのホームページに掲載されていなければ(散りばめられていなければ)絶対に上位表示されることはないのです。弊社の場合であれば、中小企業経営者の悩みをキーワードに置き換えた...
・業績アップ
・経営改善
・売上アップ
・営業戦略
・人材育成
などです。ちなみにGoogleで「売上アップの方程式」と検索して頂くと弊社のコンテンツが1位・2位独占で表示されますし、「ネット集客 全体設計図」においては1ページ目の10項目全て弊社のホームページかブログ、YouTubeチャンネルのページが表示されます。これはもちろん偶然ではなく、狙ってやっています。ですから、「検索結果で上位表示されるのは当たり前」なのです。
そこで、顧問先様には「見込客の悩みや問題が、どのようなキーワードに置き換えられて検索されるのかを想像し、そのキーワードを最低100以上ピックアップしてください。」とお伝えしています。そして、それらのキーワードがGoogleで月間何回検索されているのか?を調べるのです。その検索数を調べるには、Google社が提供している無料ツールキーワードプランナーというものがあるのでそれで調べます。
Googleキーワードプランナーへはこちら
このキーワードプランナーを使って、2つのキーワードの組み合わせで検索される回数を調べてください。なぜなら、1つのキーワードだとそのキーワードのニーズ(月間検索数)が多くなり過ぎて、見込客の悩みや問題が絞れなくなってしまうからです。
例えば、「コスメ」「化粧品」と1語で検索するのと、「コスメ 口紅」「化粧品 肌にやさしい」と2語で検索するのとではどちらが見込客の悩みや問題を含んだキーワードになっているかということです。
いかに見込客の視点で考えられたキーワードが重要かご理解頂けたと思いますが、
次回は、ホームページで集客できない理由についてお伝えします。何とも無責任な!と思われそうですが、次回のコラムを見て頂ければ...
・ホームページに期待してはいけないこと
・ホームページが担うべき戦略的な役割
などをご理解頂けると思います。