知的資産の発掘と醸成の第一歩
「後藤さん、今日のように当社が行っているノウハウや技術パラメータを分解して体系付けるといったことは今までやっていませんでした。今後、お客様からの依頼に応じて新たに必要な技術を開発する際にはこのような体系化が必要なんですね。」
これは、先日支援をさせていただいた会社の社長が支援後におっしゃった言葉です。
この会社はある加工技術について、長年積み重ねたノウハウをお持ちで、それを活用し新たなビジネスモデルを模索しておられます。その中で、改めて保有している技術やノウハウを体系化してみようということで実際にワークをしながら議論を進めました。
実際にホワイトボードへ、加工の可能性を検討するために行っている検討項目を書いていくと、いろんなことが見えてきました。今は無理だが、発想を変えてみたらできそうなことも
案として出てきました。
まだ可視化した技術をビジネスモデルにどうやって組み込むか(=収益化するか)はこれから検討していかねばなりませんが、その第一歩として技術の一端を可視化する手法をお伝え出来たことは良かったと思っています。
会社が保有している技術・ノウハウはその会社独自のものですから、とても大事な知的資産です。しかし、それを可視化し、社内で共通言語として共有しなければ、本当の意味での会社の
知的資産にはなりません。そのノウハウを持っている人がある日突然会社を辞めてしまったら、継承もできません。
会社の中や、会社の中で通常業務として行っている社員にとっては当たり前と思っていることでも、実は当たり前ではないのです。
それを誰にもわかるように可視化することは知的資産の発掘と醸成の第一歩なのです。
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