こだわるところ、どうでもいいところの見分け方
変えられるものを変える勇気を、
変えられないものを受け入れる冷静さを、
そしてそれらを見分ける知恵を与えてください
(アメリカの神学者 ラインホールド・ニーバー)
この言葉。
自分自身も身につけたいですし、カウンセリングの現場でも有効なので、クライアントに身につけてもらいたいものですよね。
そして、新型コロナの捉え方にもこの言葉は通じるものです。
こういった言い回しは、言葉を入れ替えるだけでいろいろな場面で使えそうです。
例えば、自分の好きなことにこだわる強引さと、こだわらないで学んだことをそのままやるという素直さ、それらを見分ける判断力が大切です。
こんなふうにも言い替えられそうです。
もっと単純にいうと、こだわるところ、こだわらなくていいところ、それを見分けていきましょう。
私は今起業講座を開催しているので、こだわりについてお伝えすることがあります。
あるカウンセラーが
「このターゲット層で集客したいです」
と言っていたのですが
「このターゲット層は、あまりにもニッチすぎて難しそう」
とか
「お金を出すような悩みでないよな〜」
というケースがあったりします。
「こっちのターゲット層の方が集客できますよ!」と指摘しても本人は自分のこだわりを貫きたいので聞く耳を持たなかったりします。
その人が1年後どうなったか。。。
ようやくこだわりを手放しました。
手放した途端、ターゲット層を軌道修正したことでスムーズに集客できるようになりました。
こだわりって何なのか?
これを紐解いてみると、今まで通りの習慣であったり、過去のトラウマが原因であったり、過去に起因することがほとんどです。
私の起業講座では、心理療法のスキルも教えています。
そのスキルを使って客観視できるようになり、こだわりを自ら手放していく人もおられます。
こだわっていいことと、こだわらない方がいいことを見分ける方法として《視点を上げる》ことがとても有効です。
視点が低いと自分以外、見えなくなってしまいます。
視点を高くすると、自分と自分の周辺が見えてきます。
さらに視点を高くすると、カウンセラー業界全体が見えてきます。
さらにさらに高くすると、癒し業界全体が見えてきます。
どんどん客観的に物事を捉えられるようになるのです。
視野が高くなるにつれて、長期的な視野も手に入ります。
時間の流れが広がると、今よりも成長した未来の自分の視点が出てきます。
未来視点で今を見ることで、過去のこだわりを容易に手放すことができるんです。
変わりたいと言いながら過去に執着してしまっている人がいます。
意識して視点を上げて、業界全体を眺めたり、時間の流れを行ったり来たりすることで、見分ける能力が身についてきます。
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