【飲食店起業・参入】 第7話 「個型飲食店の出店立地」と「その他の飲食店の出店立地」の違いとその秘策 !!
憧れの飲食店開業をめざしている社長様が、まず最初に決定しなければならないことが、“どこに”お店を構えるか?ということです。
これが決まりませんと、金融機関や公的機関より融資を受けることができません。融資を受けないにしても、一度決めたらそう簡単に変更出来うることではありませんので慎重になることは当然です。同時に末永く店舗ビジネスを続けていける環境であるかも考えなくてはなりません。
今回は、私の提唱する“個型飲食店”の出店立地の考え方とその他の飲食店との相違の重要ポイントについて書いてみました。
“個型飲食店”の視点から考察する繁盛立地とは?
前提として、
- 大都市と呼ばれる所と地方都市と呼ばれる所では若干の違いはあるということ。
- 同時に地域特性もあるということ。
- その土地に詳しい不動産屋さんの意見を100%鵜呑みにして聞かないことも必要でしょう。
- 必ず社長自身の足で店舗候補地および周辺を歩いてみてください。そして五感を最大限発揮してその店舗候補立地の空気を感じてください。
- この時は、社長ひとりより開業に関わる身内の人も一人同行することをお勧めいたします。
- また、朝・昼・晩と時間帯を変えてみてください。
とここまでが前提条件です。
次からが、本題。“お金と時間が豊かになる最高の飲食店経営【個型飲食店】”の考えの一つとしてあげております、地域密着型店舗。地元の方も地元以外のお客様も楽しめる店舗。を基本軸に考えていきます。
ですので、「駅前一等地が好立地だ」とか「デパートやショッピングモールの中のような商業施設がいいぞ。」とか「ロードサイドでいいですよ。」などは“個型飲食店”の視点から考察する繁盛立地に当てはまらないことのほうが多いのです。多くの人や車が、いるだけ、または通る(通行の手段など)または他の用事で来ただけでは。。。
地域密着型店舗。地元の方も地元以外のお客様も楽しめる店舗。という物件や立地というのは
- ある程度の人通りがあり、地域食材をメニューとし、地元の雰囲気をサービス出来る場所。
- ファサード(店頭)が目立ち間口が広く設けられる(路面店舗以外であれば、その店舗に誘導できるインパクトのあるデザイン・装飾が出来ること。)などです。
前記3項目の物件や立地というのは、道路や駅などで分断されることが多く、且つ地代・家賃等の固定費の高騰にもつなっていることのほうが多いのです。
逆を申し上げればその分の経費をお客様に乗せなければ商売が成り立ちません。つまり一見(いちげん)さん向けの立地となり不向きなのです。このような立地や物件は、大手のチェーン店や企業が出店する立地です。“お金と時間が豊かになる最高の飲食店経営【個型飲食店】”の出店立地ではないのです。推奨物件の規模は10坪~20坪。
今は、インターネットも普及しホームページや飲食店口コミサイトなどを上手に利用すればちょっと裏に入っていても問題ありません。もちろん社長の得意のエリアなどもあることでしょう。そして、お客様、ワーカーなど人的要素も考慮のうえで、前記2項目を基本軸に考え、行動して社長が好立地を探すということだけなのです。
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