攻めのDXに向けた初めの一歩とは?
「大森さん、147回のコラムで守りと攻めのDX、なんとなく解りました。守りは脱ハンコなどでわかるのですが、攻めがよく判りません」
「簡単に言えばECサイト」
「な~んだ」
「と、安易に考えないで!最初の1歩が大きく違う」
「…」
第147回のコラムでDXには攻めと守りがあり、言葉に振り回されない大切さをまとめました。
ECサイトはデジタルで売上増という意味で攻めなのですが、DX時代では発想の原点が異なります。
過去ECサイトの構築を考える際にはリアルと同様、市場⇒セグメント⇒ターゲットと考えていました。
しかし、このステップが今では通用しなくなってきています。
その大きな要因は、「スマフォありきのビジネス」です。
1人の消費者が、ネットを自由自在に操り、さまざまな情報を検索・発信、時には拡散。
この発信・拡散の前提は、本人の体験した事、感動した事がポイントです。
そこで提供する側としては、この体験・感動の感情移入をすることこそ、攻めのDXを考える始めの一歩なのです。
そのためには、ペルソナ(興味をもってもらえる人)を決め、可能な限りなりきります。
仕事の悩みだけではなく、プライバシーや人生観、夢などを共有してその人に近づき、その中からどんな感動が共感できるのか?
26歳で国際的な老年学分野の学者パトリシア・A・ムーアさんは、80歳を超える老女に変装してアメリカ、カナダを旅行。
老化にともなう感覚的変化を模擬的に作り出すよう自身の体に手を加えて、人々や製品に高齢者として対応するという、大胆な実験を試みました。
ここまで、なり切る力は無理でも、近づかないといけないのです。
商品を購入する、ネットで検索する、店舗に商品を見に行く、購入した人の評価を見る、店員さんのアドバイスを聞く。
ネットとリアルの融合で何ができれば感動を生む事ができるか?
ネットで在庫がなければ、他のリアル店舗もしくはネットショップの在庫を探してくれるザッポス
複数の飲食店の宅配の最適解をAIで提供して配送料無料めざす滴滴軍団
たった20年で日本での売上20兆円を超えたアマゾン
ベゾスの発想の原点は、このUX(顧客体験)からスタートしています。
貴殿は、攻めのDX最初の1歩である「顧客体験」に向け、どんなコンサルティング営業を実現していきますか?
今回も、最後まで読んでくださりありがとうございました。
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