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「経常利益率10%を生み出す黒字メソッド その1:99%の経営者が知らない経費最小メソッド」

SPECIAL

圧倒的黒字・事業再生コンサルタント

ノーススターパートナーズ株式会社

代表取締役 

事業再生のスペシャリスト。コンサルティング歴28年、350件以上の事業再生を実現させてきたコンサルタント。企業に黒字基調をつくりだす体質づくりを指導。

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蒸し暑い日が続いています。神戸オフィスは海が近いので、さらに蒸し暑く感じます。ここまで暑いとエアコンの温度を高めにするのに躊躇してしまいますね。

前回のコラムで、経費削減と経費最小は違うということを書きました。

経費削減というのは、経費を減らすということです。あなたも実際に経費の削減をやったことがあると思いますが、その削減で会社は元気になりましたか?利益は倍増しましたか?

経費の削減はとても大事なことですが、実際にやってみるとわかることがあります。

それは、社長だけが経費を減らすんだと真剣に話をしていても、意外と社員の気持ちまで届いてなくて、うるさく言い続けないとなかなか経費は下がらないということです。経費削減を打ち出すことで社員の意欲が低下してしまった会社もあります。

予想外なのは、経費削減だけで利益が驚くほど増えたという話はほとんど聞いたことがないということです。

経営者はこういうことが何となくわかっているから、経費削減を社内に強く打ち出すよりも、売上をあげようとするのかなと思います。

でも、私たち経営者は知っています。

売上をあげることは得意先やお客さまあっての話で、自分たちの力だけではどうにかなるものではないのに対して、経費を減らすのは自分たちの努力でだけできるということを。

また、売上を上げ続けることはできないのですから。

やはり、経費を何とかできてこそ、売上アップの効果も数字に大きく現れるのです。

放っておけば増加しがちな経費に対し、どういう手を打てばいいのか。

それは、経費を削減するという考えではなく、経費をコントロールするということに考え方を変えることです。

経費を減らすというのは、とにかく減らせです。そうではなく、会社の状況、すなわち売上の増減に合わせて、経費をコントロールするのです。

そんな簡単なこと!と思う人もいるかもわかりません。ところが、この経費コントロールを実際にやっている会社は、私の経営コンサルタント人生の中で数社でした。ちなみに、その数社全て連続黒字です。

ちょっと聞くと簡単そうなことですが、社内に経費コントロールの仕組みを作らないと絶対にできないのです。

この経費コントロールの仕組みは規模、業種を問わず実践できるものです。この仕組みがある会社は売上が減少したからと言って利益を減らすようなことにはなりません。

 

この仕組みについては、セミナーで事例を交えてご説明しています。
 知りたい、取り組んでみたいという方は、こちらへ。 【http://krbcg.co.jp/seminar-cat/method2】

 

「経費コントロール」

売上が増加しているのであれば、その増加の範囲内で経費も増加させても構いません。しかし、売上の伸びを超えて経費を増加させてはいけません。もし、売上が減ったときには、その売上減少分、経費も必ず減少させるのです。

経費コントロールを私がコンサルティングするときの一つの方法をお教えします。

売上の伸び率をモノサシに、各経費の伸び率が適切かどうかを判断し、経費をハンドリングするのです。クルマを運転するように、経費をハンドリングする。

右カーブ、左カーブ、登り道、下り道。

目の前に現れる道に合わせて、ハンドリングするからクルマを安全に走らせることができます。

あなたの会社も同じです。

会社の売上の状況を適切に把握し、経費をその売上の推移に合わせる。

あなたが、夏の打ち上げ花火のように、今だけ利益が出ていればいいと思っているのであれば、経費をコントロールする必要はありません。

あなたが、今の利益をこれから5年、10年維持し、さらに経常利益率が10%、15%の会社を作りたいのであれば、経費コントロールは必須です。

会社にとって最も重要なことは、利益を生み出し続けることです。その利益を生み出し続ける最も基礎となる仕組みが「経費コントロール」なのです。

残念なことに、経費コントロールの威力を多くの経営者はまだまだ知りません。経費をコントロールすると聞くと当たり前のことのように思えて、それで利益が倍増するのかと思ってしまうのでしょうか。

経営は本来シンプルなものです。専門家やコンサルタントが難しいことのように言っているだけです。

経費の削減ということでさえも、利益が減ったり、売上が減ったりして、慌てて取り組むという会社が多いようです。何か起きてから対処するということですね。

会社再建や事業再生を通して、いつも思うのは「喉元過ぎれば熱さ忘れる」の言葉です。ちょっと利益が出たり、売上が上がってくると、もしもその売上が下がったら…、利益が下がったらと考えて、手を打つことをおろそかにしてしまう経営者の方を多く見ます。

将来を保証された売上も利益もありません。今のうちから先を見て手を打つことです!

自分の家族だけでなく、従業員の生活を背負う経営者が絶対にやらなければならないことの一つだと思います。

 

今後の予定ですが。

8月から「今のうちから…」と題して、神戸、大阪、東京、博多でセミナーを行います。

今のうちから、借入を引き継がない事業承継のためにやること。

今のうちから、売上が下がらないように売上戦略を取り入れること。

今のうちから、売上が下がっても利益が減少しないようにするために黒字体質に転換すること。

いつ、何のセミナーをするかは、KRBコンサルタンツ公式フェイスブックメルマガでお知らせいたします。近日中に、それぞれでお知らせする予定です。

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