ゴーストレストランは甘くない。が、成功法則はある!
カタカナにすると、新しい感じがするけれども、ゴーストレストランは宅配代行業者を利用した宅配専門店です。
コロナ禍で来店の売上がダウンすると、テイクアウトやデリバリーを始める飲食店が増えているのは事実です。
ただ、個人店でウーバーイーツに加盟していても月商10万円前後で苦戦している店もあります。
それもそのはずです。
ウーバーイーツの売上の70%は、マクドナルド、KFCなど大手チェーンが占めているのではないかとデリバリー・スタッフから聞いています。
なぜ、大手チェーンにデリバリーの注文するのかは、お客様の心理を考えれば、すぐにわかります。
ハンバーガーを注文するときに、名前も知らない店に注文をするでしょうか?
デリバリーはある意味無店舗販売です。
そのため、どんな店で、誰が作っていて、どのような商品が届くのか、知らない店の場合はわかりません。
わからない以上、知らない店に注文するには不安があります。
お客様は、失敗したくありません。
注文したものの、気に入らないことがあってはお金が無駄になってしまいます。
基本的に人間は保守的です。
冒険をして失敗をするより、安全確実な方を選びます。
マクドナルドなら、名前も知っています。味もわかります。
だから安心感があるのです。
それに比べてちょっと出の名前も聞いたことがないゴーストレストランに注文をするでしょうか?
答えは、NOです。
マクドナルドのような大手でなくても、自店で配送機能を持っている宅配専門店や出前・宅配をしている店はコロナ禍の前から、宅配で売れる仕組みを作ってきました。
だから、自店の商圏内で名前も知られていますし、お客様も安心して、注文できるのです。
このように、ゴーストレストランにはデメリットもありますが、メリットもあります。
ゴーストレストランのメリットは、今までの店にとらわれずに、新しい商品群や多数の商品群を扱えることです。
新しい出前専門店を新たに立ち上げられることになります。
デメリットは、知名度がないことです。
知名度がないこと、低いことは先ほど申しあげたとおり、圧倒的に不利です。
2020年5月以降、大手チェーンも続々とデリバリー市場に参入してきています。
ぽっとでの新しい店が、大手チェーンとの競合に勝つためには並大抵ではありません。
私は宅配専門店での勤務経験もあり、また宅配専門店のコンサルティングをした経験から言わせてもらえれば、
「ゴーストレストランで売るのは簡単ではありません。そんなに甘い世界ではありません」と。
そして、地方ではゴーストレストランは、人口も少ないため本当に苦戦します。
それでもゴーストレストランという名前に飛びつくことなく、出前・宅配・デリバリーで売上を伸ばすための方法はあります。
その成功の法則が下の7つです。
1.商圏内で知られた自店の知名度を有効に使っていくこと。
2.商圏にあった商品、自店の強みや魅力を活かしていくこと。
3.コンセプトしっかりと立て、商品に対する想いや美味しさのアピールをすること。
4.ネットに限らず販売促進をすること
5.お客様に安心感を与えていくこと
6.社員全員が、出前・宅配・デリバリーで稼ぐという意識を持っていること。
7.コロナが終わっても、デリバリーを続けること。
私が出前・宅配・デリバリーに関わったのが1990年からです。
30年以上の経験があるからわかることがあります。
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