製品改良と知財
(A社社長)「後藤さん、当社で考えたシステムのバージョンアップ版を考えまして、よりお客様のニーズに応えた内容になっています。その概要をお伝えしたいので、相談に乗ってください」
(B社の担当役員)「後藤さん、当社の製品アイデアをお客様にプレゼンしたところ、お客様から様々なご意見をいただきました。今そのご意見を踏まえて改良版を試作しています。これについても知財化を検討したいのです」
これらは、私のお客様であるA社とB社の方から個別にご相談いただいた内容の一部です。
いずれも、元々構想し、試作まで行った製品ですが、お客様の要望を伺っているうちに、新たなニーズが見つかり、それに応えるための改良を行っている途中でした。
その改良内容によっては、知財化できる可能性は十分あり、改良した製品の方がよりお客様のニーズを満足できるものであれば、知財化し活用できる可能性は高まるといえます。
製造業の現場では、日々新製品の開発やバージョンアップが進められていますが、知財面からいうと、旧製品のバージョンアップでもその改良に新規技術を取り入れていれば、知財による保護と活用を検討する余地は十分にあります。
その際には、
1.お客様の要望を「超える」ことができる改良ができるか
2.改良した試作品で所望の性能と品質が発揮できるか
を当然のごとく検討することになりますね。
1.が実現できれば、利益につながり、2.が実現できれば、売上につながるはずです。
両方を実現できる技術は知財化し、活用していくことでさらに収益を上げていくこともできます。
製品改良にも知財が生かせることを念頭に置いて開発を進めていってください。
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