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ビフォー・コロナマネジメントとアフター・コロナマネジメントの価値観の違い

SPECIAL

ホスピタリティビジネスコンサルタント

ザ・ホスピタリティチーム株式会社

代表取締役 

「お金になるホスピタリティビジネス」構築の専門コンサルタント。ホテルやウェディングビジネスのみならず、異業種のホスピタリティを軸とした新ビジネス立ち上げも指導。

コロナ禍で様々な打撃を受ける中、企業としては、新しくなるであろう社会に向けて対応を急がなくてはなりません。

人々の消費も「リアル」から「オンライン」に移り変わり、オンラインでの商品購入や、オンラインを活用してのサービスが加速しています。

一方で、企業の経営に関しても従業員の働き方が大きく変わりつつあります。

その大きな変化のひとつが、リモートワークを中心とする会社に出勤しなくても仕事ができる環境です。

これにより、出勤の時間的な負担だけでなく、交通費が不要になったり、出勤人数が減ることでオフィスの広さも見直され、家賃の削減も期待されています。

このようにコロナ禍によって様々な変化に対応するのは大切なことですが「この事によって、将来的な企業の成長があるのでしょうか?」。

コロナ禍の前は、基本的には会社に出勤して、対面でコミュニケーションを図り、仕事以外の事でも、同僚や先輩、上司に相談をすることができました。

時には、昼食を共にしたり、アフター5で飲みながら語り合う機会も容易に作ることができました。

しかし、これからはリモートになり、基本的には個人プレーとなり、オンライン会議も、基本的には議題を話し合い、それ以外のコミュニケーションはほぼありません。

一方で、モノを作れば売れるという時代は過ぎ、如何に、一緒に働くこと、「協働」による新しい価値をお互いの関係性の中で化学反応を起こしながら「共創」していくことが必要不可欠な時代です。

また、社内であれば社長に会う機会もあったのですが、リモートワークが進むと、社長に会うことすら無くなっていきます。

これにより会社に対するロイヤリティも薄れ、毎日、自宅で与えられた業務をこなすだけの日々に成り兼ねません。

それでは、どのようにすれば良いのでしょうか?

それには大きく3つのポイントがあります。

まずひとつ目は「仕事の目的を再確認する」です。

コロナ禍でなし崩し的にリモートワークに移行している企業が多く見られますが、勤務の管理方法や、日々の業務の目標や報告に関する仕組化の話しばかりで「企業の目指す姿やミッションについては語られていない」ように感じます。

確かに、この不透明な中で先を見据えることも、約束することもできない事は分かります。

しかし「人は基本的に甘える生き物」です。

自宅で仕事をストイックに進めることは想像以上に難易度が高いことを理解しておく必要があります。

そして、休業補償の自宅待機が続いている従業員に対しても

「ただ何となく過ごすのか」

「目的を持って、自分の成長に向けた主体的な自主トレに励むのか」

では大きく変わります。

それには、企業のミッション(企業理念)をもう一度再確認し、全員の力で、ピンチをチャンスに変えてこの難局を乗り越えるといったメッセージと主体性を引き出す動機づけが必要です。

そして、ふたつ目がコミュニケーションの補完です。
前述のように、リモートワークが多くなると社内のコミュニケーションが不足します。

これからの時代のマネジメントで重要なのは、良好な関係性から生まれる共創力です。

考え方や価値観の違うメンバーが集まって、新しい価値を生み出すには、殺伐とした議論の場ではなく、何を言っても許容される環境や、お互いの信頼関係です。

今は比較的、以前から築かれた人間関係の流れもあり、リモートと言っても、既に関係性が構築されている中でリモートに移行しているのでさほど違和感はないのですが、メンバーが入れ替わったり、中途社員が入社したりした際に、関係性も薄いままに協働を強いられる際には、「共創」は生まれにくくなるでしょう。

従って、通常の会議とは別に「コミュニケーションを取る場」を設けたり、今までよりも、上司による定期面談の機会を増やすなどの取り組みが必要です。

そして3つ目が、これらの「社内の共通価値化」です。
その共通価値化に効果的なのは「ホスピタリティ」という考え方を社内に浸透させることです。

ホスピタリティは、顧客へのおもてなしや厚遇というイメージを持ちますが、実はそれに留まらずに人間関係の全てに介在します。

ホスピタリティは、その昔「他国から来訪した異人を損得抜きに歓待した」という文化から始まっており、

核となる価値観は、

「互酬性」…お互いにメリットがあること

「異人歓待」…他者を受け入れて歓迎すること

「対等性」…上下関係や主従関係ではなく、人と人、パートナーとしての関係を築くこと

となります。

従って、このホスピタリティを企業全体の価値観として浸透させることで、社内の従業員同士の関係性が良好となり、共創環境が整います。

私たちは、このホスピタリティを企業浸透させるサポートをしながら、多くの効果を実感しています。

このように、実務におけるリモートワークは進んでいても、そこで働く従業員の気持ちをどう上げていくか、社員同士や会社との関係性が希薄にならずに、どのようにロイヤリティを高めていくかが重要であり、その為の施策を戦略として具体的に実行していくことが重要です。

あなたの会社は、アフター・コロナのマネジメントはできていますか?

 

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