知識を錆びつかせる人と進化させる人の違いは?
学ぶことが好きな人は多いです。
新しい知識を得ることで好奇心がくすぐられます。
未来の自分の姿がチラつくことでワクワクしてきます。
ここからが大切です。
学ぶだけで終わる人、つまりは知識を錆び付かせてしまう人と
学んだことをちゃんと活かす人、つまりは知識を進化させる人では
残酷なくらい今後の人生が大きく変わってきてしまうのです。
その違いを見ていきましょう。
せっかく時間もお金も投資しているのですから、しっかりとリターンが返ってくるようにしたいですよね。
学んだことを今後の人生に活かすためにはまずは次の手順が必要です。
1 新しいことを知る
2 スグに試す
3 繰り返しやる
言われてみれば当たり前なのですが、この当たり前を実行するのは実は乗り越えなくてはいけない壁があるのです。
1の新しいことを知って、ワクワクしてから
2の「スグに試す」ことができない人が多いです。
まずは2の壁ですね。
「私にはできない」「面倒くさい」という壁が立ちはだかります。
私が主催する講座でも同じことが起こります。
新しい知識を提供し、ゴールを伝え、取り組む手順を教えると、
「できないです」
「やり方のイメージがつかないです」
と言う方がおられます。
とても正直な意見だと思いますがこのままでは前に進みません。
2の壁を突破するためには、
・いきなりスイスイ上手くいく人なんてこの世にいないので、できなくて当たり前
・やり方のイメージも最初から明確は人はいない
という捉え方が大切になります。
初めて自転車に乗る時だって、水泳でクロールにチャレンジする時だって、いきなりできる人やハッキリとイメージできる人なんていないですよね。
すでにできている人を見て、「あの人はスゴイ」と思うこともあるのですが、必ず初心者だったことがあります。
そういう人にできなかったときの話や失敗談を聞くと、かなり勇気が出てきます。
次に3の壁。
3は「繰り返しやる」という段階です。
新しい知識を得て、少し試してみたけど、上手くいかなかった。。。
そこで、やめてしまう人があまりにも多いです。
粘り強く繰り返しチャレンジする、ということが難しいと感じる人が多いのです。
この壁を突破するには、《細かく分ける》という方法が有効的です。
・上手くいった部分と上手くいかない部分に分ける
・上手くいった部分は繰り返しやる
・上手くいかなかった部分は、違うやり方で再チャレンジする
チャレンジしたことで全ての行動が上手くいかない、ということは、まずあり得ません。
行動したことを細分化すると、まずは上手くいかなかった部分が目につきますが、客観的に眺めることで上手くいった部分が必ず見つかります。
上手くいった部分は、繰り返しやることでさらに上達させることができます。
逆に上手くいかなかった部分は、違う視点で検討することで別の選択肢が見つかります。
そして、別の選択肢でチャレンジし直します。
その結果に対して、再び上手くいった部分と上手くいかなかった部分に分けるのです。
基本的には、この繰り返しです。
こういったちょっとした工夫と選択を繰り返すことで、上手くいく部分がどんどん増えていくようになります。
知識は使わないと意味を持ちません。
でも、新しい学びを工夫と選択で実行していくことで、単なる知識があなただけの知恵になってくるのです。
イメージとしたら、
知識が増えてくるのは、横に広がっていく。
知恵がついてくるのは、縦に広がっていく。
横に広がるだけだと、
線で伸びていくだけで、成果を生み出せないまま
知識が錆び付いてくるのです。
自分なりの工夫と選択を繰り返すことで横にも縦にも広がっていきます。
そうすると、面で広がってきて、ようやく成果が生み出されます。
学びがビジネスや実生活で実を結ぶようになるのです。
ぜひ、壁を乗り越えて成果を生み出せるようにしていきましょう。
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