商売ほど素敵なショウはない
決める。覚悟する。覚悟し行動する。コンサルティングを導入するということは、覚悟を決めることに他なりません。いい商品サービス、いい素質をもっていたとしても、あなたご自身が行動しなければ何も変わりません。
他人に依存する姿勢は商品やサービスを磨き上げるどころか腐らせてしまいます。社内、社外、身内といった人間関係をも腐らせてゆきます。お客様は敏感に感じますから、離れてゆきます。会社を、商品サービスを容赦なく淘汰してゆくのが、この疫病の流行です。
時代が急展開する中、覚悟と決断、そして実行するタイミングとチャンスをしっかりとつかむことが肝要です。気迫を持って動いている社長から、商品リニューアルの相談が増えています。ご相談内容には大きく3つの傾向があります。
ひとつは、コロナ禍「在庫をなんとかしたい」といったケース。次に多いのが「ネーミングのリニューアル」。3つ目が「商品力の全体強化」です。「従来商品だけではヤバイ。このタイミングを活用して〇〇を商品化して強くしたい」という具体的内容です。
どの案件も、やることは概ね決まっています。ざっくりと申し上げれば「ことば」のつくり直しです。商品コンセプト、名づけ、セールスコピーといった言葉づくりから、社内文書、販路拡大のための営業提案書などの文言をリニューアルすることです。
「言葉」とは「動線」であり「導線」です。既存客、見込み客、買っていただきたいお客様の心を動かす動線づくりであり、。そして見込み客の心に「欲しい!」という本能の電流を走らせるための線です。敢えて厳しい言い方をいたしますが、経営者が「伝えるツール」といったレベルで認識しているのは生ぬるいです。甘すぎます。
この線を仕組みに組み込むことが必要不可欠です。ゴールから逆算して言葉を配置し、工程を作り上げてゆくことが商売繁昌には必要不可欠です。これは、どんなビジネスにも共通した考え方です。
では、何をゴールと設定するか。お客様に買っていただく。売上利益・・・たくさんの人が集う平和な時代は、そうした目標設定であってもクリアしてゆけたかもしれません。しかし、このパンデミックを経験したわたくしたちです。GoToキャンペーンが話題になっていますが、実態はどうでしょうか。
緊急事態宣言が解かれても「巣ごもり」が日常になっています。経済の失速を目の当たりにし、不安や恐怖に支配されつつある今、果たして外にでてゆくでしょうか? 目には見えないところでトレンドになっている「家計のスリム化」「家計の見直し」という流れもあります。
いまや、リアル店舗で買い物をすることは「非日常」です。この「わからない」という不安が拡がる世界に、交通機関、人混みを駆け抜けてでも買いに行きたいお店がある! 手にとって試してみたい商品がある! 会いに行きたい店員さんや社員さんがいる! 、お客様を動かすほどの「ふつうではない異常なパワー」が、商品サービスに求められています。お客さんが「どうしても欲しい!リスクを犯してでも!!」そう思ってくれる商品サービスが選ばれてゆく。大げさではなく、そういう時代に移行しています。
マスク下の真顔で、お客様の表情を読み取ることはできません。ですが、生活者はギラギラと飢えています。一年前、若かった頃、子供時代を思い出しては「買い物って楽しかったよね」「店員さんとのおしゃべりは楽しかったよね」と懐かしんでいます。そんな気持ちであふれています。まさに今、御社の商品サービスが、このようなお客さんのよろこび、幸せにつながっていくかどうか、真の価値が試されるときなのです。
ネットでは体験できないリアルな売り場の世界。リアル店舗の楽しさ、ワクワク感。商品に触れたときの手の感覚、ときめき。ソーシャルな距離をとっていても、マスクをしていても、店員さんの目の奥にある輝き、そこにいるという安心感や共鳴感。お客様の「買い物ってなんて楽しいんだろう!」そんな声を聞きたいから、わたしたちは商売しているのではないでしょうか。「買い物」とは、お客様にとって、わたくしたち人間にとって、最高のエンターテイメントです。商品サービスとは心の栄養です。お店や会社は、そんなお客様にとって「心のクリニック」的な存在なのです。
これからの時代、お客様の人生のよろこびにつながる商品やサービスだけが選ばれ、ヒットしてゆきます。必需品や生活用品は、「安くて、まとめて、速い」ネット通販が主戦場となります。御社はどちらの未来に進んでゆきますか?
自社の商品サービス、社員、お客様、そしてご自身、この手札を基にして、これからどんどん手札を強くしていけば良いのです。新商品はゼロから生まれるのではなく、既存商品をリニューアルすることによって生まれます今ある商品がダイアモンドに変わる商品リニューアルの手法をお教えします。たった一歩の行動が、自社の新しい未来をつくります。今日の行動に命を吹き込み、先送りしてきたことに決断してゆきましょう。
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