変えられるものと変えられないものを見分ける方法
変えられるものを変える勇気を、
変えられないものを受け入れる冷静さを、
そして、それらを見分ける知恵を与えてください。
アメリカの神学者 ラインホールド・ニーバー
こんにちは、矢場田です。
今回のコラムは、名言からスタートしました。
実際には表現の仕方は多少違っていますが、カウンセリングに来られたクライアントさんにこういったことを度々お伝えしていました。
何をやっても上手くいかない悪循環に陥っている人は、変えられない他人や過去にこだわってしまいがちになります。
例えば、親を変えようと必死になってしまい、それが上手くいかずに、余計に相手との関係がこじれてしまう。
あるいは、試験でミスをしてしまい、入りたかった大学に行けなかった。
そのせいで、その後の人生が上手くいかなくなってしまった。
なにか失敗するたびに過去の出来事に結びつけてしまうのです。
とても不自由ですよね。
カウンセリングでは、変えられないものをしっかりと受け止められるようにしていきます。
そして、変えられる部分に注目して、スモールステップで楽に行動できるように促していくのです。
そして、大事なのはココ。
何か出来事が起こったときに、変えられるものなのか、変えられないものなのかを自分で見極められるようにすることです。
そもそも見極められないと、変えられないものを変えられるものと信じて無駄な努力をしてしまうことになりますから。
そのために必要なものは何か?
それは、、、
自分と出来事を俯瞰して見られるようになること。
俯瞰して見るには、今までよりもより高い視点に切り替えられるように意識することです。
高い視点に立って、今の自分や起こった出来事を見下ろすようなイメージです。
そうすると、変えられる部分はこの辺り、変えられない部分はこの辺り、というのがわかってくるようになります。
これが低い視点のままだと、自分と出来事との関係性がぼやけてしまい、区別がつかないんですね。
例えば、ビルに囲まれた道路にいてGoogleマップで行きたい場所までの経路を見るのは、高い視点に立ったということ。
ところが実際の自分目線で見ると、どう進んでいいかわからなくなってしまいます。
自分目線で見ても迷わずスイスイ進める人は地図に関して高い視点を持っているということ。
あるいは人間関係であれば、自分のことしか考えていない人は、自己中心的で視点が低いと言えるでしょう。
これだと、変えられるものと変えられないものの区別はつきません。
相手のことを気遣えるようになれば、視点はすこし高くなります。
さらに視点を高くすると、相手と、その周辺の人たちまで見えてくるようになります。
そうすると、人間関係において、変えられるものと変えられないものがわかってくるようになってきます。
こういった視点を高くすることができれば、次のような応用を効かすことも可能です。
例えばカウンセラーの場合、スキルばかり考えているのは、視点が低い状態。
スキルと集客を考えるのは少し視点が高くなった状態です。
そして、カウンセラー業界全体を眺められるようになるとさらに視点が高くなります。
もう一段階視点を高くすると、カウンセラー業界の周辺業界、コーチング、占い、スピ系、ヒーリング、治療家系等も視野に入ってきます。
他業種で上手くいっていることをカウンセラー業界に当てはめてみると、新しいアイデアが生まれます。
私は10年以上前に、異業種で成功した事例をもとにカウンセリングテンプレートを使ったり、コンテンツをパッケージ化したりして、その当時この業界では浸透していなかったことをやってこっそりガッチリ売上をあげていました。
2年前からは、スキルと起業を同時進行で行う安心安定のカウンセラー起業を始めました。
これは、たった5ヶ月で初心者からでも集客できるホームページが出来上がり、集客も同時にできるというカウンセラー起業スターターキットです。
ほんの少しでも高い視点を持つことを意識するだけで、業界ではやったことがない発想が生まれてくるのです。
ぜひ、視野を大きく広げて見分ける力や発想力を育ててみてくださいね。
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