2000億円、桁違いの効果
Fromノグチ
昨夜、ニュース番組を見ていました。
高名な医学博士が、2000億もマスクに使うなら半分の予算でコロナ対策をと話をしています。
えっ、アベノマスクって2000億だっけ、、、?
聞き間違いだったら、ごめんなさい。
なにせ、高名な医学博士の「半分の予算1000億でコロナ対策を」ご発言に、番組の出演者もテレビの前の私もハッハー、と頭を下げて聞いてしまいました。
話の流れは、こうです。
「とにかくコロナ対策には、検査をしなければならない。」
聞いている方々は(私も含め)、その通り。
やり方はすでに目算があるのかどうかわかりませんが、とにかく1000億円ほど、(程っていうのもすごいけど)かかるから、とにかくお金が必要。。。
そこで、かの高名な医学博士がおっしゃったのが、
「例のマスクの予算は、2000億円でしたね。その半分で済みます。」
…、え~っ、そうなの~、半分で済むの~…
2000億と200億
チョット待ってください。いかにアベノマスクが、イエ我が国の御大将が○○でも流石に、そんなに大胆な金の使い方をするか~?
周りには、菅官房長官も麻生副総理も金にうるさい御仁がいたんでしょうに…
もし小手先案件にそんな予算をつけたなら、桁違いの大○○だ。
あれっ、桁違い…て、もしかすると、
高名な医学博士の先生が、桁違い???
因みに、アベノマスクの予算は466億でしたが、実際のマスク調達費は184億円、配送費が76億円だったそうな。
だから、200億円は節約された金額だったのですね。
「億」なんてつくと、本当にすぐ訳が分からなくなってしまいます。
これが、200円だと2000円は言い間違いだとすぐわかります。
200億と2000億、漫才なら「チャウチャウ!」と合いの手を入れられるところです。
ところが、普段使いなれない金額を聞いた時には、「あ^、そうなの~、へ~。」と聞き流しモードになるのが、私たちの脳みそのいいところ。
聞いてもしゃーないと一瞬で思って、脳みそが省エネモードになってしまうのです。
職種が違えば、単位が違う
商社マンの甥っ子に、自社ビルの相談をしたら、一週間で3億円のビルの資金繰りができていた、と教えてくれた社長さんがいます。
びっくりして、社長さんは甥御さんに聞きました。
「だって、3億は一週間で動かさなければいけない金額だよ。」
大手商社マンの彼にとっては、3億は一週間で考える金額。
小さな町工場で部品を作っている社長さんにとっては、3億は年間の売上予算でした。
桁違いの効果を出す方法
桁違いの効果をだす社長さんは、相手に合わせて単位を変えて話せるひとです。
工場で働く自社の従業員には、部材の一円の差を大事にしてくれてありがとうと話し、同業の社長さん達とは億単位の取引事例を単位なしの話を聞き、取引先の大手企業の決算書はそれこそ2000億円の総予算の内なん%を自社に引き取ってこられるかを考える。
従業員さんと自社の数字の単位を共有できると、強い会社ができます。
―ノグチ
P.S.
「従業員と共有できていなかったですね。『数字の掛け算』にしないと、僕もわかっていなかったです」
afterコロナの勉強会に参加された社長さんの感想です。
セミナー・お問い合わせは、こちらへお問い合わせください。
http://www.n-keiei.co.jp/inquiry
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