【感性を高める】優れた企画営業
あなたは御社営業マンの営業力や企画力を、どこで測っていますか? 会話力? 説明力? それとも飲みのお付合いでしょうか。私が人の営業力を測るときは、1ページで全てをまとめられるかどうか、を見ています。
こんにちは、茶人・小早川宗護です。私は茶道裏千家の師範として30名の直弟子を指導しつつ、最もハイレベルな茶会、茶事をビジネスとして展開しております。
私が生きる茶の世界はもともと禅の思想から生まれた文化でもありますので、禅語があふれています。その禅語は、最も短い物であればたった1文字、長いものでも10文字から12文字ぐらいまででまとめられています。そしてそのたかが1行、2行程度の文字列に、非常に深遠な教えが説かれているのです。
また、何百年、いや何千年と読み継がれている、孔子の「論語」。お読みになった事があるかたならお解りでしょうが、論語においては一つの事を説明するのに、十数ページものプレゼンテーションを必要とはしておりません。わずか数行、多くても20行ぐらいの文章でまとめられており、これもまた禅語と同じで「端的で解りやすい」。
では、御社のプレゼンテーションはいかがでしょうか。ほとんどのプレゼンテーション資料は短くても8ページ前後、長ければ30ページ~40ページ以上になることもしばしば。しかも実際のプレゼンテーションもまた、30分程度はあたりまえ、1~2時間ほどかけるものもございます。
商品企画にしろ、それを「まとめた」プレゼンテーション資料にしろ、実際のプレゼンにしろ、そんなに長々としていたら徐々に焦点がボケてくるのは当然ですし、何より聞いていて飽きてきます。ですので私の場合、だいたいがA4用紙1枚でまとめられるようにしています。立ってプレゼンをするときに至っては、ホワイトボード1枚で全てをまとめるクセを付けています。
講演などをするときも、大体1時間あたり1ページの資料があればそれで十分です。それ以上資料を増やしたところで、聞いている側の集中力が途切れてくるのは当然ですので、出来る限り資料は少ない方が良いのは誰にでもお解りだと思います。
話を聞いている側からすれば、何ページにもわたるプレゼンシートを使う営業と言うのは、話を上手くまとめる事が出来ていない営業と言う事になります。話を上手くまとめられないと言うことは、その企画や商品の要点を完璧には理解できていない、と言うこと。
トップクラスのネットワークビジネス営業は、紙切れ一枚に全てをまとめることが得意です。人の心を動かすプレゼンと言うのは、大体そうやって端的な資料で全てを説明しているのです。
話はそれますが、コラムやエッセイで物事を説明するときは、ある程度文章が長くなりがちです。そこで私の場合、1文を出来る限り2~3行以内、読点「、」は3つ~4つ以内でまとめるようにしています。また、1段落は3文か多くても4文程度、長くても5~6行以内にまとめるよう工夫しています。これは、今までの私のコラムを全て読み返して頂ければお解り頂けると思います。
講演などをするときも、大体1時間あたり1ページの資料があればそれで十分です。それ以上資料を増やしたところで、聞いている側の集中力が途切れてくるのは当然ですので、出来る限り資料は少ない方が良いのは誰にでもお解りだと思います。要は聞いている側からすれば、何ページにもわたるプレゼンシートを使う営業と言うのは、話を上手くまとめる事が出来ていない営業と言う事になります。たとえは良くないかもしれませんが、トップクラスのネットワークビジネス営業は、紙切れ一枚に全てをまとめることが得意です。人の心を動かすプレゼンと言うのは、大体そうやって端的な資料で全てを説明しているのです。このようにコラムやエッセイで物事を説明するときは、ある程度文章が長くなりがちですが、私の場合は1文を出来る限り2~3行以内、読点「、」は3つ~4つ以内でまとめるようにしています。また、1段落は3文、多くても4文程度、長くても5~6行以内にまとめるよう工夫しています。これは、今までの私のコラムを全て読み返して頂ければ、お解り頂けると思います。 |
上記の複数段落を一つの段落にまとめていますが、やはり長くて読みづらいですね。これ以上長くなっても読みづらいでしょうから、私も端的に今回のコラムをまとめるとしましょう。
『一文に入魂し、一文に網羅す』
企画書でも営業でも何でも、1ページで端的にまとめられないものは二流なのです。
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