客単価を上げて、売上を上げる3つの秘訣
「売上が厳しくなってきて、さらに原価まで上がってしまっています。どうにかしたいのですが・・・」こんなご相談がよくあります。
円安の影響もあって原材料費の価格が上がっています。その上、人材不足で採用費や人件費の負担も重くなってきています。
お客様も物価が上がったために、消費を抑えて生活防衛にはいっています。特に何もない普段の日には財布の紐をかなりきつく締めてします。
しかし、売上が下がり、原価率が上がってしまっているのを、経営者として見過ごすわけにはいけません。
原材料が上がったから、それを売価に転嫁させて、値上げをすればいいかと言えば、問題はそれほど簡単ではありません。
単純な値上げでは、値上げ幅以上に、客数が落ちてしまって、売上が下がってしまうことが多いのです。また、それを経営者の方々はご存じですので、簡単には値上げには踏み切れません。
こんな時だからなすべきことは、客単価のアップです。
単純な値上げとは違って、商品そのものの魅力をアップさせて、商品価格を上げることです。外食各社ののIRデータを見ても、業績のいい会社の客数は減っていますが、客単価は上がっています。
「そんなこと簡単に出来るの?」と半信半疑で言われることもありますが、過去のコンサルティングでは客単価(出前・宅配の場合は1回当たりの注文金額)を1800円から2500円に上げた店もありますし、4500円~6300円に上げた店もあります。
殆ど全部のコンサルティング先では客単価は上がっています。
それには、3つの秘訣があります。
1つめは、「お客様に商品の価値を伝える」です。
2つめは、「お客様がステップアップしたくなるメニュー・商品作り」です。
3つめは、「客単価に見合った店の実力アップ」です。
この3つを実行すれば、客単価を上げて、売上は上げていくことができます。
ただし、出前・宅配の場合は1つだけ欠点があります。
それは、商品の価値やメニューがお客様に浸透するのに時間が掛かることです。お客様の注文頻度の関係もありますし、過去のメニュー・チラシ等を大切に保管してくれているためでもあります。
だからこそ、出前・宅配では、早く手を打って客単価を上げておくことが大切になってくるのです。
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