「財務への理解」による会社の運命の明暗
当社は、同族会社専門の財務コンサルティング機関なので、社長と会社にしっかりと現金が残る会社づくりをすることで、結果的に、社長自身がお金のことを心配することなく、自由で自立した経営を実践することを目指しています。
「自由で自立した経営」という表現をとっているのはなぜか。そこには理由があります。
自由で自立した経営が実践できれば、社長だけでなく社長の周囲の人々が経済的にも精神的にも豊かに潤います。当社では、同族社長さんのご支援をすることで、永続的な事業継続のための善循環の輪を広げていきたいと願っています。
会社経営では、日々多くの決断や選択をしているものです。その決断や選択が正しければ、社長も、社長を取り巻く家族や社員さんなども豊かに繁栄していき、会社は順調に成長していくものです。
ところが現実には、多くの社長さんが無意識のうちに間違った選択肢を選んでしまい、その結果、経営が苦しくなっていく…ということがあります。しかも、その選択は意外にも、世間一般でいわれる「あたかも常識のようなもの」だったりするものです。
なぜ間違った選択肢を選んでしまったのか。本人も、周囲の人々も、その間違いを見抜けなかったりするのです。
多くの社長が気付くと、「事業は順調なのに、お金が残らない…」「経営判断の基軸がなく、いつも不安でたまらない…」「銀行からの借り入れが思うように減らない…」という苦しい状況に陥っています。
では、なぜ、多くの社長が、自分で自分の首を絞める経営判断をしてしまっているのでしょうか?
その理由は、多くの社長がそもそも「財務」を知らない。「財務」のことを甘く考えていたり、「財務」の重要性が正しく理解できなかったりすることにあります。
日々、経営の質の向上に努めている社長さんであれば、いかに「財務」が事業永続のためのキーポイントになるかを理解しているはずです。特に、真に強く永く続く会社づくりを実践している社長さんは、口を揃えて「財務」の重要性を唱えるものです。
東京商工リサーチの調査によると、年々、倒産件数は増え、2020 年以降は淘汰が進むとも言われています。実際に、2019年の年末あたりから、倒産のニュースを目にする機会が増えています。
中小企業は、もとの経営資源が限られています。よって、大企業以上に「事業存続」のための対策が必要となります。今後は一層、生き残りが厳しくなっていくのです。
しかし、中小企業ほど財務基盤が強固であれば、生き残りが容易になります。財務基盤がぜい弱な競合他社から、自ら淘汰されていく時代なのです。
財務が強固であれば、事業投資も自由自在になります。設備投資もタイムリーに行え、人材教育のための教育研修費や、新規顧客獲得のため広告宣伝費などに積極的に投資することも可能です。
新規事業への投資や研究開発にお金をかけて、既存の商品・サービスに磨きをかけることも、躊躇することなくできるようになります。中小企業ほど財務が強固になれば、最短距離で勝ち組の経営が実践でき、より強く永く続く会社になっていくのです。
その一方で、財務が脆弱な会社は、事業投資が出来ません。設備投資も教育研修費を捻出することもできません。広告宣伝費なども絞られ、研究開発などは、夢のまた夢になってしまいます。あなたの会社は、いまどのような状態ですか。
社長の仕事は、強く永く続く会社づくりをすることです。
あなたは、社長として、会社の未来をつくれていますか?
ダイヤモンド財務®コンサルタント
舘野 愛
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