自分の答えが「できない理由」をさがしていないか?
■同じことを聞いても正反対の答え
日頃からコンサルティングをしていて、ずっと感じていることがありました。ある問題解決のために、こちら側から、実際に自分でもできる具体策をお伝えしたときのこと。その反応は人それぞれなのは当然ですが、大きく分けると2タイプに分けられると思います。
「できることは何か?と考える人」、
それに対して「できない理由をさがす人」の2タイプです。
ポジティブ思考、ネガティブ思考の違いと言ってしまえばそうですが、同じことを聞いても、人によっては反対とも言える答えが返ってくるときがあります。
例えば、ヘアスタイルについて、アドバイスをしたとします。「少しでも明るい印象に魅せるためにも、前髪を上げたほうが若々しく精悍に見えますよ」と言って、具体的なヘアスタイルをおすすめしたとします。
そうすると、「いいと言うならば……」と、まずはやってみようとする人。その一方で、「クセ毛だからムリ」「整髪料をつけたくない」「自分でうまくできない」など、できない理由づけをさがすことに必死なる人。こんな極端な2タイプです。
■余程「いや」なのか、〇〇がないのか
同じアドバイスをしても、その反応は正反対の場合があります。ポジティブ思考、ネガティブ思考の違いがあるとはいえ、人によって本当に大きく違います。
こうしたことを自分ごととして考えてみると……
「できない理由を探すとき」は、余裕がないとき、だと言えます。。私自身は、やらない後悔よりも、やってみての後悔を選ぶタイプなので、「できない理由ありき!」で答えようとしていることは、余程「イヤ」なのか、もしくは時間的、精神的に余裕がないときかのどちらかです。
また、新規事業を考えるとき、なぜかいつもの発想とは180度変わって、「できない理由」ばかりを並べています。これは明らかに自信のなさの表れだと強く自覚しています。
「できない理由」を並べることは、ある意味、解決法を一つひとつ、つぶしていっているように感じます。並べるのは、できない理由ではなく、「どうすればできるか?」、それをいくつも並べるほうが数倍、いい結果が出そうです。
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