「自分を信じる」ことは大切。でも・・・
「自分を信じましょう」
「自分を受け入れましょう」
「ありのままの自分を認めましょう」
巷にあふれているのは、たいていこういった言葉です。
たしかに、幸せに生きるためにとても大切なことです。
それ自体を否定するわけではありません。
でも、それだけでは実は不十分なのです。
もう一つ大事なことがあります。
それは・・・
「自分を疑う」
です。
え?間違ってない? と二度見する人がいるかもしれませんね(笑)
もう一度言います。
「自分を疑う」です。
「自分を信じる」も大事ですが、それと同じくらい「自分を疑う」も大事です。
幸せに成功している起業家は、「自分を信じる」と「自分を疑う」のバランスがとてもいいのです。
そう、大事なのはバランスです。
このバランス感覚は、カウンセリングでも同じです。
クライアントは極端思考の人が多いです。
バランスが取れていないことで、人とのトラブルに巻き込まれたり、仕事上での失敗が増えたり、家族関係がギクシャクしたり、失敗から立ち直れなくなったりします。
もう、いろんなところでトラブルが発生します。
そして、トラブルがなかなか解決しない。
例えば、私が今まで接してきた起業家であれば、まわりの助言に耳を貸さず、ホームページのデザインをご自身の感性を信じて、ゴリゴリにこだわって作り、結果、かなり野暮ったいサイトになってしまった。。。ということが起こります。
あるいは、集客ルートを一緒に作っている時に「私はこれを絶対やっていきたいので譲れない」とカウンセラー用の集客ルートを無視して我が道を突き進んでいく人もいます。
これも「自分を信じる」ことで、あらぬ方向にいってしまいます。
なかには、「矢場田さんは間違っています!」と言ってくる人もいました。
もちろん、私も間違うことは多々あります。
「自分は正しいんだ」というアピールがすごいのですが、残念ながら上手くいきません。
自分を頑なに信じすぎて、何をお伝えしても聞く耳を持たないんですね。
でも、「私って全然自信がないんです~」と、普段はそういう発言をしています。
言わないまでも、そういう自信のなさは表面に出ているのです。
本人は「自分は自信がない」と自覚しています。
それ自体はいいのですが、本来であれば、自分の感覚を疑わないといけない場面で、めちゃくちゃ「自分を信じる」わけです。
「自分を疑う」場面というのは、今まで上手くいっていない部分です。
我流でやってきて、上手くいっていないので、その部分は疑ってかからないと成長がありません。
逆に
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上手くいく人は、疑う必要があるところで、今までの自分の感覚を手放し、
新しくて違和感がある未知なる世界に踏み込むときに
不安は抱えているんだけど
勇気を振り絞って「自分を信じて」行動していきます。
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こういった感覚がすでに身についている人は正しい手法を学び、行動していけばどこかの時点で上手くいきます。
もう望む未来を手に入れるのは時間の問題です。
「あれ?自分は、はたしてどうなんだろうか?」
「できていないことも多いよな~」
って、今、自分を疑っている人は、大丈夫!!
適切に疑えています。
問題は、この感覚が身についていない人です。
まずは、ここは「自分を信じる」場面なのか、「疑ってみる」場面なのか、しっかり意識していきたいところです。
気づけないと、修正することはできないですから。
カウンセラーとして、この部分はクリアしておいてほしいところです。
逆にこの部分をクリアしていくことで、カウンセラーとしてのスキルもアップするし、起業家としても成功に近づきます。
ぜひ、意識してみてくださいね。
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