お金に嫌われる習慣
Fromノグチ
一か月ほど前の話です。
古くからのお客様から、相談したい人がいると電話が入りました。
「ご主人は、公務員でしっかりした人なのよ。今まで全部自分で申告していたんだけど、この度税務調査が入ってね、それで相談があるっていうの。今、電話変わるね。」
電話口で初めましてと挨拶をしたのち、困ってらっしゃることは?とお聞きしました。
「税務調査は仕方がない。今、困っているのは地方税の支払いです。」
地方税の支払金額が倍になってしまった。
公務員の夫には、税金で困っているという相談はできない。
というか、“きちんと払えないなら、仕事はやめろ“と言われるのがオチ!
問題は税ではなくて、お金
税金は、追っかけ追っかけやってきます。
消費税が払い終わったら、所得税、これで終わったと思ったら、次は住民税さらに社会保険料と、次から次です。
これをどうにかできないか?と…。
(お金の問題だからノグチを紹介したのか…)
電話口の相談者が話しているのは、お金の問題。
お金不足の問題は、足りないから借りてくるという、解決法もあります。
この借入は、一時的なうわべ繕いができるだけです。
お金に好かれる習慣・嫌われる習慣
お金についての考え方・価値観・習慣は身についたものです。もし、お金に嫌われる習慣を持っていると、習慣を変えない限りお金は寄ってきません。
この相談者にも少し突っ込んで、客単価や客数の資料があるか、売上伝票などがありますかと聞くと、途端に
「そんな資料ありません、売上伝票は捨てました!」
売上伝票は、捨ててしまった‼
つまり、お金が「いつ・どの商品で・誰から」自分に入って来たのか、この相談者は、よく知ってはいないのです。お金に好かれるためには、お金がどの人から入ってくるのか、どうやれば自分のところにいてくれるか、を知る習慣を身に着ける必要があります。
お金に好かれる習慣は、あなたの武器になる。
もし、手元に「売上伝票」という顧客情報があればどうでしょう。
税務調査をネタにして、お金持ち顧客を訪問できる。この時期に買ってくれたお客様の情報があれば、昨年もお使いでしたから、と訪問できます。
「売上」という束のお客様はいません、一人一人のお客様がいるだけです。
これから支払うお金は、どこから出すか?
それは、これからお客様から頂くお金で、工面しなければならないのですから。
誰がどれだけいつ買ってくれたか、売上伝票は、いわばあなたの武器です。
マシンガンと素手、どっちを持っていた方が勝てるかしら?
強い武器を持たずに、素手で毎日を戦う、これは長続きしません。
正しい武器をもって、令和の荒波に打ち勝って生き残っていきましょう。
―ノグチ
P.S.
私の仕事【経理】は技術的なノウハウを教えてくれると思われています。
技術的なもの、例えば歯医者さんに虫歯を治してもらう、入れ歯にしてもらう、これ技術です。でも歯医者さんはきっと言います。毎日歯磨きしてください。あなたの習慣を治さないと、ってね。お金についても同じなんですよ。
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