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自社・自分ごととしての「不易流行」とは?

SPECIAL

印象マネジメント「プライムイメージ」コンサルタント

株式会社プライムイメージ

代表取締役 

印象マネジメント「プライムイメージ」のスペシャリスト。
 社長個人はじめ、企業や事業部門を対象に、高度な印象マネジメント戦略を指導する専門コンサルタントとして活躍。主に、商品や物体、空間…を対象に行われるブランド戦略に対して、人物や服装、表情、所作…などに対しての、顧客が感じる印象に焦点を当てた、戦略的な施策指導を行うのが特徴。企業の業績向上に多大な貢献をしている。

■改めて読んで気付く時代の流れとは?

「ストックがあるから、早々にお渡しできますよーー。」

とデザイナーの方に言ったのはつい数週間前の話。

今の事業をスタートした10年以上前から、大手生命保険会社の会員誌にコラムを書かせていただいています。大きな実績もないにも関わらず、連載の機会をいただき、当初は20回程度で終了だと思っていた月1回のコラム連載。気が付いてみると、今では150回近くとなっていました。

150本の原稿を一気に書くのは相当に大変なことです。ですが、今回はいつの間にか「こんなにたまっていた」という驚きであり、同時にうれしくもあり。ルーティンとして、コンスタントに続けていくと、ある程度の時間が過ぎればカタチとなる、を実感できました。

現在、これらをベースに別メディアとしての展開を考え、少しずつ動いている状況。そんなこともあり、第1回からの原稿を見直し、内容チェックをする必要が出てきました。

最初は「150本もストックがある」という気分的な余裕がありましたが、実際の作業に入ると、なんだか様子が違ってきました。チェックをしていってみると、思いのほか「使えない内容も多い・・・・・・」という現実に直面しました。

弊社が専門とするイメージコンサルティング事業、印象マネジメントの分野の内容ですので、そう大きく変化はないと思っていました。ところが、やはり時代は流れているのです。「今はこうは言わないなぁ~」「これ、敢えて言うこと?」「当たり前じゃない」ということが想像以上にたくさん出てきてしまいました。

結局、元原稿を手を入れるリライトに、相当な時間を費やすことになってしまっています。服装でも、身だしなみでも、立ち居振る舞い、コミュニケーションほか、どのカテゴリーで書いた原稿にもいえることでした。

■変わらないこと、変化続けることの見極め

このとき、ため息と一緒にふと思い浮かんだ言葉が、

「不易流行(ふえきりゅうこう)」

「不易流行」とは、ビジネスでは「不変的な本質をもちながらも新しい変化を採り入れる」という意味で使われることが多くあります。対極にある「不易=永遠に変わらないこと」「流行=変化を続けること」は、とちらも大切であるということです。

この「不易流行」という言葉は、数年前、あるクライアントの社長様が新年の挨拶として、全社全社員に向けて発したキーワードでした。時代の先端を行く業界のハイレベルな技術を誇る企業でしたが、こんなエンタテイメント性の高い企業でも、この言葉を大事にするのだと、強く印象に残った四文字熟語でした。

次々と話題性の高いもの、新しいものばかりを追求するだけでは、根本にはなにも残らないということだと解釈しました。コンサルティングの内容にしても、コラム執筆にしても、話題性の追求や時流に乗るばかりでなく、自社の誇る提供サービスの「揺るがないもの」を明確にする、そこに時代の変化を加えていくことが改めて重要になる、ということですね。

 

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