CAが見た“できる経営者”に見る共通点とは?
■徹底している自分でやるシンプルなこと
「やっぱり、違うんですよ。できる経営者はーー。」
と、話してくれたのは、元CAのYさん。先日、私の所属しているイメージコンサルタント協会のカンファレンスがありました。私の同業者には、元CAという華やかな方も多く、その現役時代の話は、いつも興味深く聞き入ってしまいます。
このとき話題になったのが、機内で見られる「できる経営者」の特徴について、でした。
国内外のVIPも担当していたというYさんは、とにかく、できる経営者はこれが徹底している、と言い切ります。
それは……「自分のことは自分でやること」。
とにかく自己責任という意識が徹底しているのだそうです。
飛行機のなかでも、自分のことを自分でやるという意識が強く、実際にパパっとやってしまうそう。荷物についても、必要なものについても、自分で判断して自分で完結できてしまうので、無駄にCAを呼ぶこともないといいます。できる経営者ほど、手のかからないお客様であることが多いそうです。
それに加えて、自己責任が徹底していて、そのうえ謙虚であること。この嫌味のない謙虚さゆえに、要所で自信の表れが見えるのが、本当のVIPなのらしいーー。
偉くなると、何でも他の人がやってくれるというイメージがありますが、実際はその正反対ということが、驚きでもあり、納得でもあります。
確かに、自分でできることを秘書や周りの人に頼んでいる人よりも、すべてを自己責任として、自分のことは自分でやることは、言うのは簡単ではあるけれど、完璧にやるのは難しいこと。それができる経営者の条件。
■自分のカリスマを強化する方法
今回のカンファレンスは、「パーソナルな発信力を極める」というテーマの2日にわたるワークショップでした。
できる経営者の話とも重なっていましたが、興味深かったのが、「自分のカリスマを強化する方法」。
結論からいうと、カリスマ性とは、持ってうまれたものだけではなく、後天的に身に着けられるものである、と学術研究でもされています。
それを踏まえて、「自分のカリスマを強化する方法」としてワークのなかで挙げられたのが、以下のようなことでした。
・誰といるか、どこに所属しているかを重要視する
・自分のスタンダードを更新し続けること
・仕事をつきつめ、楽しめること
・他者を理解する寛容性
・自分のことは自分でやる自己責任
結局は、この最後の「自分のことは自分でやる自己責任」が、できる経営者として、そしてカリスマ性をもたせるにしても重要なことの一つといえるのかもしれません。
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