事業規模と成長戦略
企業の規模(売上げ、従業員数)によって、成長戦略は異なります。
しかし・・・。
- 売上げを上げるために、新商品開発
- 効率化を図るために、業者を利用
- 出来ない人を育てるために、教育システムが必要 など
パターン化された解がとても多く出回っています。
大手企業の仕組みを中小企業が真似をすると、問題解決/効率化どころか、混乱を招くことがあります。
- 今まで回せた業務が回せなくなった
- 不要な作業が増えた
- 今まで存在しなかった予算が必要になった など
例えば・・・。
売上げ/利益に余裕のない企業が、時間や予算の必要な教育システムに力を入れれば、ますます事業が回らなくなるのは当然です。
実務を早く終わらせて現金化する仕組みを導入し、キャッシュフローを作る方が現実的です。
- 新商品の開発より、既存の商品の見直しをして利益幅を増やす
- 実務や、商品の標準化への取組み
- 売れない商品の生産計画を見直して不要な業務を削除する など
業務に沿った対応策を検討する方が即効性が有り、リスクも下がります。
教育は、本来、実務の中ですべき事です。
実務経験があるから、教育によって体系付けることが出来ます。
そもそも、実務に弱い人とは『 すべき事がわからない人 』ですから、必要なのは、教育ではなく、マネージメントです。
企業の状態によって、打ち手は変わるし、変えなければいけません。
- 自社が直面している課題は何であるか
- どのくらいの資本を投入できるか
- 現業とのリソース配分 など
現状に応じた、戦略/戦術が必要です。
例えば・・・。
大海原に出た船が舵取りを間違えたら、
- 暗礁に乗り上げて、座礁するかも知れません
- 波にのまれて、沈没するかもしれません
- 陸に辿りつく前に、資源が枯渇してしまうかもしれません
船にとって舵取りは生命線です。
そんな大事な舵取りを、他船の真似や一般論で済ませるのは、少々無責任です。
自社の成長戦略を考えているのは誰ですか?
もちろん、経営者ですよね。
それが、経営者の仕事ですから・・・。
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