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知的財産活用のネックになっているもの

SPECIAL

知財・ライセンスの収益化コンサルタント

株式会社 IPMaaCurie(アイピーマーキュリー)

代表取締役 

知的財産、マーケティング、マネジメント…を融合し、ライセンスによる収益を恒常的に得る仕組を創るコンサルタント。「見えない有益資産」である知的財産を見える化し、将来、億単位の収益向上に繋がる新たな収益力を引き出す独自の仕組みづくりに定評がある。

「後藤さん、日本で特許の裁判ってあまり多くないですよね?裁判やっても特許権者があまり勝てないみたいですし。それも、特許の活用が進まない理由の一つだと思うんですよね。」

これは、先日ある会合で私の仕事内容の紹介をさせていただいたときに、出席者の一人がおっしゃった言葉です。

私の仕事は特許を含む知的財産の取得よりも活用の支援に重点を置いているという話の中で、現場レベルで知的財産の活用が進んでいるのか?という話になり、冒頭のような発言もいただきました。

知的財産高等裁判所が示している統計データによると、平成30年における知的財産関係民事事件(控訴審)の新受件数(新たに提起された件数とお考え下さい)は92件で、ここ最近では控訴審については平成26年をピークに減少傾向にあるようです。ちなみに、地方裁判所での第一審の新受件数は毎年500件程度であまり変わっていません。

また、知的財産戦略本部のホームページを見ると、「知財紛争処理に関する基礎資料」では、日本における勝訴率は23%となっており、また和解で終わっている場合が38%となっています。

日本で知的財産の活用はまだまだ緒に就いたばかりと思いますが、今まで活用が進まなかった背景には、

  • 上述のように、裁判をやってもなかなか勝てないし、訴訟費用や時間に多大な負担を強いられる。
  • もともと、知的財産は守りの道具であり、積極的に活用する土壌が日本にはない。
  • 活用の仕方がわからない。

ということがあります。

特に、経営資源が少ない中小企業で、見えない資産である知的財産は活用次第で大きなリターンをもたらす経営資源であることを認識し、その活用戦略を経営戦略に盛り込み成長を図っていくことを進めていくべきですし、私も改めて、現場レベルでその支援と普及を行っていこうと思います。

 

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