コンサルタントの役割
25 年間コンサルタントとして活動してきたが、その役割はずんぶん変化してきたことを実感している。
25 年前と今では、中小企業を取り巻く環境も激変しており、一概に比較はできないが、コンサルティングはより専門性を求められており、中小企業でも複数のコンサルタントを抱えることは珍しいことではなくなった。
つまり見方を変えれば、様々な分野において誰でもコンサルタントになれる時代になっているのだ。
今年の新卒就活サイトが実施した、東大と京大を対象にした人気の就職先ランキングでは、10社中7 社が一流コンサルティング企業で占められていた。新卒で一流コンサル会社に就職してスキルを磨き、実績を作った後に独立するパターンも多くなっている。
また一方で、人生100 年時代に向けて、定年後に今までのキャリアを活かしたコンサルタントを希望するシニア組も増えており、今後、様々な肩書きを持つコンサルタントが、一層増加することが見込まれている。
中でも、とくに多いのが営業系コンサルタントである。働き方改革と副業解禁の風潮が加速すれば、一層この傾向は顕著になるはずだ。より営業の数字がシビアに要求されることになるからである。
私が起業した当時、通販システムはまだ十分には浸透していなかったが、昨今は中小企業においても「通販導入」は、経営的課題としては後退し、それに変わって「営業システムのダイナミックな変革」が最優先項目となっている。
つまり、私のコンサルタントとしての役目は、「通販型営業手法の導入」に変化しているのだ。
通販事業は、BtoB、BtoC においても新規顧客獲取とロイヤルカスタマーの育成が肝であり、この2 大テーマは一般企業も全く同じである。
コンサルティングの範疇が細分化されて、より高度な専門性が要求される中、生き残るためのキーワードは売上に直結する「営業」に集約されてきた感がある。
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