従業員が『愛を感じる会社』と『無関心な会社』の成果の違い
私が様々な会社にお邪魔する際に感じることは、従業員の笑顔が多くイキイキと働いている会社と、従業員が伏し目がちで元気の無い会社があります。
その後に経営者とお会いして話しをすると、その職場の雰囲気の原因がすぐに分かります。
それは『経営者が従業員に対して愛があるかどうかの違い』です。
『そんなの、従業員を愛しているに決まっているではないか!』
と反論が聞こえてきそうですが、その愛が従業員に伝わっていなければ意味がありません。
では、従業員はどのような時に会社からの愛を感じるでしょうか?
➀ 昇給や賞与が増額された時
➁ 自分に期待をされて教育などの投資をしてくれた時
➂ 社長や上司から褒められたり、感謝や労いの言葉を掛けられた時
➃ 責任ある仕事を任せてもらえた時
➄ 自分の提言した意見やアイデアを採用してくれた時
などがあります。
逆に、愛を感じないケースは、
➀ 給料も賞与も上がらないし、その説明も無い
➁ 自分の意見に聞く耳を持たない、聞いても何のフィードバックも無い
➂ 自分の仕事量も理解しようとせずに残業、コスト削減ばかりを求められる
➃ 感謝や労いの言葉ひとつ無い
➄ 従業員に対して投資するという感覚を感じない
などが挙げられます。
このようなケースで、愛が従業員に伝わらる経営者と伝わらない経営者としての考え方の違いは、
【愛のある経営者】
・経営者は、従業員に生かされていると思っている
・従業員の成長が、会社の成長に繋がると考えている
・現場の最前線の従業員の意見や考えを尊重する
・従業員に対して感謝や労うことが大切だと思っている
【愛の無い経営者】
・経営者は雇用してやっている、給料を払ってやっている立場だと思っている
・従業員はコストであり、どう活用するかを考えている
・自分が正しいと思ったことを押し付ける
・会社の業績を上げることが大切で従業員に対しては無関心
このような違いがあります。
このような、経営者の考え方、マインド、マネジメントによって、従業員のモチベーション、ロイヤリティ、エンゲージメントに大きな違いを生み、経営者と従業員が相思相愛になれれば様々な成果を生み、企業力が最大化します。
・この会社を好きなら辞めない!⇒離職率の低下
・この会社が好きならば頑張る!⇒生産性の向上
・この会社が好きなら人を誘う!⇒採用率の増加
・この会社が好きなら人に勧める⇒顧客数、売上の増加
確かに経営者に求められることも以前に比べて多くなり、より『効率』や『削減』系を強化しざるを得ない状況であることも確かです。
しかし、コスト削減でモチベーションが上がる従業員は基本的には居ません。
投資をしないで、成長する企業も基本的にはありません。
即ち、言い換えると、
『愛をかけてもらえない子が親を大切に思いますか?』
『お金を掛けてくれない経営者に従業員は報いようとしますか?』
経営者として、会社を存続することが最大の愛情表現であることは分かりますが、目先の利益ばかりの議論が多く、経営者の従業員に対する愛情が欠落している企業が増えている気がしてなりません。
しかし、これからの時代は人財難は更に進み、従業員の働く目的もお金を稼ぐ手段から、自己成長や自己実現の為といった目的に変わりつつあります。
経営者として事業をする目的は、私利私欲の為では無いはずです。
もっと従業員に関心を持ち、愛情を従業員に伝わるように伝えてみてください。
きっと、従業員はその愛情に応えてくれるはずです。
あなたの会社では従業員が愛を感じてくれていますか?
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