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自立したいんです

SPECIAL

開業カウンセラーコンサルタント

有限会社ライフビジョン

代表 

開業カウンセラーに特化して指導する、専門コンサルタント。自らカウンセラービジネスを立ち上げ、軌道に乗せた経緯から、カウンセラーとして独立、活躍していくために最も重要なビジネス的視点と実務アドバイスを惜しみなく提供。稼げないカウンセラーが多い中、救世主的存在。

 「自立したいんです」 

少し前になりますがカウンセリングの現場で、クライアントさんが私に言ってきた言葉です。 

30代の女性なのですが、いつも親や友人に大事なことを決めてもらっていたようで、 

「人に頼ってばかりだといけない、と中学生くらいの時から思っていたけど、他力本願からどうしても抜け出せないんです」 

というご相談でした。

ここ何年かは起業家の相談に乗ることが増えたのですが、これと同じようなご相談をいただくことが多いです。 

《自立した起業家になる》ために大切なことがあります。 

それは・・・ 

《上手に甘えられていない》ということです。 

「自立したい」

「自立しなきゃ」

と訴えてくる人の話をじっくり聴いてみると、 

「自分で答えを見つけて、自分で行動しなければ」 

という思いが強いな~と感じます。 

もちろん、自分で問いを見つけ、自分で答えを見つけようとして、自分で行動していくことは大切です。 

ですが、悩みが深くて、その悪循環から抜け出せない人はかなり極端な思考になっています。 

「人に甘えるのはよくないことですよね」

「他力本願はダメですよね」と前出のクライアントさんは言いました。 

そういうときは、言葉を入れ替えてみるといいでしょう。 

「甘える」とか「他力本願」という言葉自体にこだわっている人もいますから。 

ですので、多少言葉を入れ替えて、

「助けて」とか「教えて」が言える人の方がかえって上手に自立していく、

ということを説明しました。 

それから、 

自分でやる部分と、相手に助けてもらう部分、あるいは逆に相手を助ける部分、 

そういったバランスが大事であること。 

バランスをとれるようになるためには、いったん、「甘える」ことをちゃんとやってみること。 

こういったことをある程度納得してもらいつつ、私生活で実践してもらったところ、本人が思うところの自立へと向かっていったのでした。 

これは、先ほどもお伝えしましたが起業家にも全く同じことが言えます。 

自分でやらなきゃ、という思いが強すぎると他者に「教えて」が言えません。 

完璧にやらなきゃ、ミスがあってはいけない、が強ければ相手に頼ることができないし、そもそも相手を信用できないので、ますます相手に「助けて」が言えません。 

そこから抜け出すには、どうしたらいいのでしょうか? 

・・・ 

そこから抜け出すには、《仲間が必要》です。 

仲間の様子を見ていると、《自分が何にこだわっているのか発見》できます。 

「あ、こんな小さなことでも他人に頼っていいんだ」 

「え、こんなにパソコンができる人が私でもわかることを知らなかったんだ」 

こういう小さな発見は、あとあと、大きな成長へとつながります。 

「それだったら、私も聞いちゃおう」 

と思って、行動に移せるようになるのです 

1ヶ月以上悩んでいて進まなかったことがあっという間に解決してしまう、 なんてことはザラにあります。 

以前とはスピード感が変わってきます。 

起業家は、スピード感がとても大事です。

目の前の課題は、どんどんクリアして、グングン成長していきたいところです。 

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