あなたにも、簡単に使えます。
Fromノグチ
1ヶ月ほど前、消費税増税対応レジスターの入れ換えでもめた話
「これ、ウチでは使えないと思います…、面倒だもの。」
10月の消費税導入前に、レジスターの入替え作業をした店舗の話しです。
すでに今年3月から、iPadを購入し、ソフト会社との契約も済ませ、パソコンの設定を進めてきました。
ところが、さてここで切り替えをしようとした時
この仕組みは、使えない!と、、、
店主夫人が、困惑顔で話し出しました。
”便利さ”を、使いたい
そもそもこのお店で、iPadでレジを導入しようと思ったのは、店主夫人の希望があったからです。
店主夫人が自分で仕入をする地方市場では、セルフレジが導入されていました。
セルフレジを何度か使った店主夫人は、私の店でも、これにしたい!
と、考えるようになっていきていました。
「これ」にすれば、売上の集計がすぐに出来る。
バーコードに“ピッ”で、集計がすぐ出来る。
いちいち、これお値段いくらか、さらに「税込・税抜き」も判断無しです。
店主夫人のお店は、パパママのお店、つまり社員は2名です。
ほかは、アルバイトの店員が3名という規模です。
困るのは、常にレジから「奥さん、これいくら?」と声がかかること。
小さな店舗と言っても、品数は優に1万点を超えます。
「シールが貼ってあるでしょ!」と言いたいところだけれど、
“グッとガマンして“「250円で~す。」
そしたら、かえってきた返事は、「税込ですか~?」
「ウチは、すべて税込ですよ、小売りですから…。」
奥さんだって、トイレに行くことも、携帯で友達に電話することもある。。。
この上さらに、軽減税率だ、いや軽減税率外だ、なんてなったら。
もう、イヤだ~。
簡単にしたい!
私じゃなくて、レジが値段を教えてくれればいいのに!
簡単にするのは、簡単じゃない!
ところが、導入されたiPadは、やっぱりパソコンだ!
簡単じゃないじゃない、パスワードに画面の選択?
私は“ピッ”だけで済ませたいのに、、、。
…………
IT化の大波は、小さな店舗にも押し寄せています。
何でも測定出来る時代になってきました。
しかし、何を測定したいか?それを決めるのは、経営者の重要な仕事です。
そこで、店主は、できあがった仕組みで働いている姿を店主夫人とともに、想像することにしました。
バーコードがついている商品には、バーコードをかざしている。
その場で、“ピッ”
バーコードがついていない商品の一覧表には、自社設定のバーコードが印刷されている。
商品を選んで、“ピッ”
レジには、アルバイト店員がいて、お客様のお名前を確認して、商品ごとの金額も、消費税額も読み上げられてレシートを打ち出している。
「そうなっていれば、いいんだよね。」
店主の言葉に、店主夫人が大きくうなずきました。
簡単さ…ふへんの購入動機
問題点がハッキリしました。
今 解決すべき問題は、
「バーコードがついていない商品の一覧表+バーコードの作成」です。
目標は、“ピッ”でレジに販売商品の登録ができる事。
「お客さんが買わない理由と、なんか似てますね…。」
「ちっとでも面倒くさいと、買わないんですね。」
「あなたにも、簡単に使えます。」
どの商品でも必ず使えるこのキャッチフレーズは、本当に強力です。
―ノグチ
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