成長企業の社長は必ずやっている!!社員、外注業者、コンサルタントを使い〇〇を得る!
スピードのある人が、必ずやっていることがあります。その一つを習慣として持つことで、多くのことをどんどん進めることができます。
それは、『自分を追い込む』ことです。自分自身への『強制力』のかけ方を身に付ける必要があります。
人は、どうしても怠けてしまう生き物です。すぐに、自分のなかで、やらない言い訳を考えてしまいます。「今日は、体調が良くないなあ。」、「案件がいっぱいだから・・・」。
その結果、一度は「やろう!」と決めたことが、進まなくなります。
その「やろう!」と決意した時に、必ず策を講じておく必要があります。この先に、必ず起きる「怠ける」自分の心に、先に手を打っておきます。
その策は、大きく3つあります。
1.外部(人)と約束をする。
英会話を身に付けたいと思いました。そのための手段はいくつも考えられます。
「本を買って勉強しよう」、「ネット英会話もある」、ここで考えます。これらでは、怠けものの自分には、続けられないことが解っています。そこで、「英会話教室に申込み」をします。
自分一人では続きません。また、それが安価だと、「まあ、いいか」となりやすくなります。人との約束により、自分への強制力を得るのです。
2.期限をつける
そして、教室を出る時には、必ず次回の予約を取って帰ります。予約をとっていないと、来なくなるのは、目に見えています。「次回、〇月〇日、17:00でお願いします。」
期限を自分で切っていきます。
3.アウトプットを前提とする
自分の英会話力を試すために、海外旅行の予定を入れます。または、試験を申し込みます。アウトプットの目標があることで、モチベーションが維持できます。
趣味のマラソンでも、10月のレースをエントリーしています。
これらのような『策』を講じておくことで、怠け心が起きにくくします。その結果、いろいろなことが早く進むようになります。
誰かの助け(約束)が無ければ、絶対に続けられません。
次回のアポが決まっていなければ、先延ばしにしてしまいます。
アウトプットをする前提だからこそ、練習も本気になれるのです。
『自分』に先に手を打っておきます。
これは、ビジネスの場で更に活きることになります。
・今期の目標に「12月に就業規則の改定」と入れました。社員に嘘は付けません。労基法についても、今一度勉強しなければなりません。
・ホームページのリニューアルのために、「とりあえず」業者を呼びます。その日に向けて、企画書にまとめます。それが終わると、すぐにコンテンツをまとめる必要があります。
社員と約束をする、外注業者を強制力にする。強制力を得るために、金を払っていると考えても間違いではありません。それを更に強めるために、期限とアウトプットを仕込みます。
これを「遅い人」は、しません。その習慣がありません。または、「自分を追い込んでしまう」ことを恐れ、やらないのです。「できたらやろう」と思っています。
そのため、いつまでも進まないことになります。
コンサルティングを依頼する理由の一つも、『強制力を得る』ためにあります。
自社(自分)だけでは、どうしても遅くなります。手加減してしまいます。後回しにしてしまいます。それをしないために、コンサルタントに依頼するのです。それにより、自社で5年かかるところを1年でできます。
コンサルティングで成果を出せない社長は、この習慣を持ちません。または、この策を自ら崩してしまいます。
コンサルティングの翌日、すぐに手を付けようとしません。約束した宿題の期限を絶対に守るという意識はありません。そして、「コンサルティングの日程を変更してもらう」という発想が簡単に起きます。そのままメールを送ってしまいます。「課題ができていません。日程変更をお願いします。」
一回それをしてしまうと、歯止めが効かなくなります。そして、次も先延ばしです。そして、気づくと元の職人社長に戻っています。朝から案件に手を付ける状態になっています。月日が流れるのは早く、そうこうしているうちに契約期間は終わることになります。
コンサルティングで成果を出す社長は、ここでも、その「自分」に向かうことをします。コンサルティング翌日には、机に座ります。宿題をやるために、事務所には行かないようにします。簡単に日程を変えようとはしません。夜なべしてでも作り、出来はいまいちでも提出をします。
この自分を追い込む習慣があるかどうかです。自分への『強制力』のかけ方を身に付けているかどうかなのです。会社をどんどん成長させる社長は、どんどん金で強制力を買い、次々と形にしていきます。これこそが、スピードある成長の根源とも言えます。
強制力のかけ方を身に付けていないことが、会社経営へも悪い影響を及ぼします。次の現象が起きることになります。
・新たに決めた方針やルールが、なかなか定着しない。
・部下に出した指示が、忘れ去られる。「あれどうなった?」でやっと報告がある。
・管理者や社員が、考えない。指示待ち。
そこには、「人」に対する理解がありません。社員も「怠ける生き物」という前提がないのです。
社員にとって、一番の重要な約束をする相手は、「社長」となります。その社長という存在が、強制力になっていません。請けた指示を放っておいても、社長が忘れていることが多くあります。
また、指示に「期限」がありません。そのため、締め切りのある業務を優先してしまうのです。また、具体的に「企画書を出してくれ」、「来月の月例会議で発表して」という依頼がありません。アウトプットが無いため、本気で考える必要がありません。
この結果、会社全体が「のろく」なるのです。
人は怠けるものという発想が会社全体に無いために、マネジメントや仕組化の取組みが弱いのです。それは仕方が無いことです、社長自身にその発想がないのですから。
会社の「早い」、「遅い」の差は、社長の習慣の有無の差だと言えます。
社長の中に『強制力』という技量があるから、部下にもそれを仕掛けられるのです。また、社内の仕組みとしてつくれるのです。
自分に対してできていないのであれば、できるはずはありません。
まずは、自分への『強制力』のかけ方を覚えることです。それによりスピードを得ることができます。一年間でできることが、格段に増えます。
この「スピードのある状態」は、全く大変ではありません。覚悟があるので、迷うこともなく、かえって楽なぐらいです。どんどん進んで、気持ちいいのです。
その時は、社員も、楽にどんどん引っ張られていきます。
社長自身に迷いがある時に、苦しさが伴います。自分に覚悟がない時に、言い訳や不安や不満という思いが湧きやすくなります。強制力のかけ方を覚えていない社長は、苦しい割りに、ちっとも会社は成長しません。そして、社員も、覚悟が生まれないために、苦しむことになります。
自分を怠け者と認めること。
その上で、自分への強制力を発揮すること。
その技を、会社に適応すること。
まずは自分をコントロールできること。
自分がコントロールできるから、会社をコントロールできるのです。
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