AIと人間の役割分担と知財活用
「後藤さん、素人の判断でやっていたことが、プロの目で問題点を指摘されて、非常に参考になりました。また試作を進めていきます」
これは、先日打ち合わせをした企業様において、開発担当者がおっしゃった言葉を意訳したものです。
この会社で開発を進めている製品の試作がなかなかうまくいかず、社長から相談を受けて、私がお世話になっているその製品のプロにアドバイスをもらったという次第です。
プロの目からは、その経験とノウハウにより問題点が山のようにあり、それぞれ改善を進めていくことになりました。
以前、AIでできることとできないことがあるということを、このコラムで書いたことがあるかと思います。
例えば、上述のプロが持っている経験と知識は、本に書かれていることやその業界で通例として行われていることとは異なっており、全くのオリジナルです。
これをAIですべて学習させる必要はなく、長年の経験を積み重ねた職人に任すべき部分だと思います。
人間独自のオリジナリティーで作られたノウハウは、やはり人間が継承し行うべきで、AIはその経験を手助けするデータの整理や分析に生かすという役割分担が必要であり、そのAIでできる領域を知財化し、独自ノウハウは秘密管理により外部流出をさせないという体制つくりも必要です。
AIがやることと、人間がやることを明確にし、それぞれをどうやって知財を使って
自社のビジネスに生かすかを考えていきましょう。
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