目標は達成している!?
「一生懸命頑張っているつもりではいるんですけど・・・」
売れっ子カウンセラーになりたいけどその目標が達成できないという葛藤を抱えていました。
仮にCさんと呼ぶことにしましょう。
「こんなに願っているのに全然達成できないって、全然現実にならないんですよね~」
Cさんは嘆いていました。
「《思考は現実化する》って、言われているけど本当ですかね?」
私は、即効で次のように答えました。
「めっちゃ現実化されますよ!」
「えっ?」
Cさんは目が点になっていましたが私は続けて説明しました。
なぜなら・・・
《願いは一つではない》
からです。
「売れっ子カウンセラーになりたい」という願いがあります。
でも、それ以外にも人はたくさん願いを持っているのです。
例えば、
- ご近所さんにはカウンセラーをしていることを知られたくない
- 営業の電話やメールがきたら嫌だ
- 売れたらお金目当てで人が集まってくるのはイヤだ
- 忙しくなって自分の時間がなくなるのは避けたい
普段は隠れている願いがいくつもあるものです。
「売れっ子カウンセラーになりたい」は、《目立つ目標》で、その他に《隠れている目標》が複数あります。
いざ、《目立つ目標》へ向かって行動し始めると、自分でも気づかないうちに《隠れている目標》が邪魔し始めるのです。
アクセルを踏んでいるけど、同時に無意識にブレーキを踏んでいる状態。
そうすると、頑張っているけど、思ったような成果が出ない。
成果が出ないので自己嫌悪する。
苦しくなる。
こうなるともう完全に悪循環にハマっています。
この悪循環から抜け出せないままだと、いずれガス欠を起こします。
そして、冒頭の「売れっ子カウンセラーになりたいけど、なれない」という状態につながります。
Cさんは、《目立つ目標》をあきらめてはいないですが、「自分の気持ちに正直になります。だから、別の道に進みます」と、そっとあきらめてしまう人もいるでしょう。
自分の気持ちに正直になる、とは言いつつ、実は、気持ちをごまかしているだけ、のことが多いです。
正確に言うと、《隠れた目標》の方に正直になった、ということ。
ちゃんと《隠れた目標》は叶っているのです。
自分の中でいったい何が起こったのか、しっかりと見極めておかないと、永遠にこのパターンを繰り返します。
目標を持つと、最初はワクワクして行動するけど、本人も気づいていないくらいの得体のしれない妨害に合い、目標をあきらめてしまう。
そんなパターン。
このパターンを何度か繰り返しているうちに、いつしか自分の目標を持つことをあきらめてしまうようになります。
ダメな自分をこれ以上見たくないですからね。
このパターンから抜け出すためにはどうしたらいいか?
それは、《自分の心の動きをていねいに観察する》ことです。
実況中継するように出来事と感情を見つめていきましょう。
- 落ち込む自分
- イライラする瞬間
- 不安の中身
- すねている自分
そんな自分を責めることなく、見つめることからパターンが変わっていきます。
じっくりゆっくり成長していきましょう!
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