第150号:"絶対に知っておくべき" 副業解禁で起こる働き方の多様化対策
2018年の1月、政府が進める「働き方改革」と共に「副業・兼業を推進する」方向に舵が切られました。今やネット検索で「副業」と検索すれば、副業を始めるためのテクニックが山ほどアップされています。それに呼応するかのように「サラリーマン」や「主婦」の中に、副業で複数の収入源を得て、豊かな生活を手に入れる人が急増しています。
その代表格ともいえる1人は、幻冬舎 編集者の箕輪厚介さんです。最近では番組のコメンテーターとしても活躍している彼の著書『死ぬこと以外はかすり傷』によれば、副業による収入は本業の20倍だと書かれています。箕輪さんのような成功者に影響されて「副業」にチャレンジする人は急増しています。
今後は、働き方の多様化が急速に進んでいきます。そこに気づいて対応しなければ、貴方の会社の優秀な社員が、突然、退職届を持ってくる事態になるかもしれません。
働き方の多様化にどう対応するのかが、今後の企業の成長発展の大きな鍵を握っているのです。
しかし、ただ単に労働時間の短縮化に取り組むというような表面的な対応では根本的な問題を解決することはできません。
労働時間の短縮化など表面的な対応だけでは解決できない「働き方の多様化」への企業の取り組みとは?
そこで絶対に知っておくべきは「生産性の向上」への企業の取り組みです。
生産性の向上について取り組んでいる会社は多いと思いますが、目に見えて成果を上げているという企業は非常に少ないです。
その原因は「生産性の向上」が今後のビジネスに及ぼす影響力の強さを理解していないことにあると考えます。
単純に作業効率を上げるという取り組みレベルでは、効果的に生産性向上することはできません。むしろ逆に、売上を優先して考える経営によって生産性を下げている会社さんが多く見受けられます。
生産性を向上するためには、自社の企業価値を上げるための「経営戦略」と、生産性目標から逆算する「価格設定」、そして「商品構成」の改善という3つのポイントがあります。「価格設定」と「商品構成」を改善して生産性を2倍〜3倍にしている企業もあるほどです。
今すぐに生産性目標を掲げて「価格設定」と「商品構成」の改善に取り組むことが急務です。
値決めは経営です。
目先の売上よりも、経営者として重要な仕事に取り組くむことが大切です。
画像引用:photo AC
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