オマケは、商売の救世主かそれとも敵か。
From ノグチ
2ヶ月ほど前、ノグチの北海道実家の小売店で起こった利益率論争のはなし
「だって昔からだよ、それは、先代、先々代から一緒なの、子連れでお客さんがきたら、子供に御菓子、大人に飲物」
(そうね、この店は、昔っから、浜の漁師と物々交換で成り立ってる。。。)
「そ~だろう、愛想がない店に誰がやってくるって言うんだ。
親父がやってた盆暮れの瀬戸物は、無駄なようで客を増やしたことは間違いない。」
(瀬戸物は、宣伝費でハッキリするじゃない。)
(それが、店のガムだ御菓子だジュースだになると、ハッキリしなくなるのよ)
「利益率ですか?
だけど、そんなに違う?
こんなオマケごときで、利益率なんて違うかね。」
オマケごときで、利益率が違うか?
実家の米酒雑貨を商う小売店での話しです。
決算を向かえて、商品分類ごとに利益率グラフを作成していたときのこと。
全く昨年と違う利益率の商品が出てきました。
その粗利、昨年と大幅に違っている。
ある商品群は、仕入は昨年と同様だが、売上金額が少ないし、商品在庫もない。
計算上は、粗利益率が極端に低くなる。
理由は?
きっとオマケで出しちゃったんでは?
(オマケが悪いんじゃなくて、オマケならオマケの項目にしたいのよ。
「いちいちオマケで子供に渡すときにメモなんか出来ない!」
(そうですよね~、忙しいし、、、
でも税務署から見たら、オマケなんだか、自家消費なんだかわかんないじゃない。。。)
商店主は弟。
経理担当は、姉のノグチ
兄弟げんかになる前に、金儲けに戻ります。
数字は、グラフに変わると判ります。
利益率のグラフは、商品群ごとに粗利益額、利益率、地域で、見渡せるように、高い方から低い方へ滝のようにグラフにします。
なぜ、滝グラフか?
滝グラフにすると、どこから利益が出てきているか、どこが出ていないか、経営者の心にしみていくからです。
浸みる、、、
下流の利益が出ていない商品は、なぜか、経営者(ここでは我が弟)が、気にかけ時間をかけている商品。
売上金額が大きくてもビールなぞは、粗利益がでない。
ところが、ビールは飲食店の取引金額が大きい。
だから、他のモノも併せて売る必要があるでしょう、
「それは戦略的に必要だ。」
そこで、Posレジに、オマケ項目を作り集計する事にしました。
(この商品は、めちゃくちゃ商売に貢献しているって証明したいじゃない?)
商売を育てるのは、粗利益
なにが、商売を成り立たせるのか?
粗利益が商売を育てている。
粗利益額、利益率、キャッシュ、滝グラフを見るから、商売が育ちます。
―ノグチ
PS.
世は、消費税軽減税率対策のためposレジが進行中です。
あなたは、どんなデータをみたらやる気になりますか?
利益が伸びている商品、販売個数が伸びている商品、数字がタイムリーに見えるとやる気が起きます。数字はあなたとあなたの従業員のやる気の“火付石”です。
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