営業部長が数字以外で直視すべき重要なこと
「今期は、好景気の影響もあり目標を大きく超えました」
「おめでとうございます。営業の皆さんの様子はいかがですか?」
「そりゃもう、昨日も祝杯をあげていますよ」
「いやそういう意味ではなく、成長の度合いです」
「みんな成長していますよ。その結果が今回の数字に表れています」
「…」
営業マンの仕事は、管理の視点から見ると、工場勤務者や事務職と異なる特徴があります。
「仕事の場は客先、商談の雰囲気が分からない」
「顧客に合わせる傾向が強く、仕事内容が多様で属人的」
営業部長は、これらを意識しながら彼らの仕事ぶりを見て、評価しなければいけません。
ここで、私が営業部長に最も認識してほしい事は「成果は、結果の数字だけでは評価すべきでない」です。
営業部長の中には上記2つの特徴を理解せず、「営業は結果(数字)が全て」を全面にだす人がいます。
目標を達成した人間を評価し、未達成者を評価しない。
数字だけで判断するのであれば、マネージャー(部長)は不要。
私が数字以上に大切にしてほしいのは、営業マンが活動した「商談プロセス」です。
マネージャーが本当に見るべき視点は、数字ではなく、結果に到るプロセスです。
何がよかったか?悪かったか?を洞察し、彼らに指導・助言する事がマネージャーの仕事です。
マネージャーは業績への関心も重要だが、「人への関心、人間関係への関心」が人一倍重要である。
これは、米国テキサス大学の教授、ブレーク氏とムートン氏が提唱した「マネジリアル・グリッド理論」です。
結果の数字(受注・売上)には、他社からのリプレースで数字以上に評価できる内容もあれば、担当引継ぎで、偶然結果に結びついた場合もあります。
マネージャーは商談プロセスを通じて、「営業マンへの関心、営業マンの顧客との関係」を洞察する力が試されます。
当然と思われるかもしれませんが、意外とできていない営業マンの商談プロセス管理。
営業マンを数字以上に大切な視点で評価する。
結果、それが彼らの成長に繋がっていきます。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
コラムの更新をお知らせします!
コラムはいかがでしたか? 下記よりメールアドレスをご登録いただくと、更新時にご案内をお届けします(解除は随時可能です)。ぜひ、ご登録ください。
Warning: Undefined array key 0 in /home/xb528411/jcpo.jp/public_html/wp-content/themes/jcpo_theme2020/inc/inc-under-widg.php on line 4
Warning: Attempt to read property "term_id" on null in /home/xb528411/jcpo.jp/public_html/wp-content/themes/jcpo_theme2020/inc/inc-under-widg.php on line 4