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目標管理は成長シートで実施する

SPECIAL

人事制度コンサルタント

株式会社ENTOENTO

代表取締役 

会社を成長させる人事制度づくりで、700社以上の指導実績を誇る日本屈指のコンサルタント。日本の過去50年間の人事制度のつくり方とは異なり、経営者の評価と賃金の決め方を可視化してつくる画期的な人事制度は経営者から大きな支持を得ている。

どの経営者とお話をしても、社員の目標の低さを嘆いています。
「どうして社員は高い目標を設定しないのか?」

決してその理由は難しくありません。
「達成率」で社員の評価をしているからです。
評価を高くしたいと思う社員の目標は、低くなります。

目標の低い社員は、この会社に入ってきた理由は何でしょうか。
まったくおかしな現象が生じています。
入社するときには、この会社に入って大きな活躍をしたいと思っていました。
全員です。
ところが、この会社が社員を評価するときの要素が達成率であれば、高い目標を設定しないのは当然と言わざるを得ないでしょう。
これでは社員は成長できません。

ところがすべての社員が高い目標を設定する方法があるのです。
それは、社員の成長の理由を説明することです。

優秀な社員をモデルにしてつくった成長シートは、優秀な社員が高い成長点数になります。早晩この社員は、優秀だという評価を経て、中堅職層にステップアップしていくことになるでしょう。

今、中堅職層にステップアップする社員の成長点数が80点以上であるとすれば、当社に入社した社員はすべて、80点を取ることが自分の目標となります。
決して会社のための目標ではありません。
この会社で自分の成長のための目標を設定するのです。

通常は、一般職層を卒業してから中堅職層にステップアップするには10年前後の年数が掛かるでしょう。ところが、自分がこの成長シートで80点以上獲得することが成長であると分かった社員は、全員80点以上の目標を設定することになります。

これは無理です。
10年前後かかるその80点を、1年で取ることは無理です。
そのように上司は伝えるでしょう。
「1年で80点取ることは無理です」

それに対して部下が次のように答えたらどうでしょうか。
「私は早く優秀な社員と言われ一般職層を卒業したいと思っています。
この高い成長点数を目標にすることは問題でしょうか!」

こう部下に言われたら、上司は否定することはできないでしょう。
いいんです。本人が自ら高い目標を設定するのであれば、それこそが目標管理の一番大事なポイントです。

社員が高い目標を設定しない限りは、すでにスタート段階から目標管理は死んでいます。やっても意味がありません。時間の無駄と言わざるを得ません。
いや、社員の成長を阻害します。

社員の成長の意味を知らせるためにも、この成長シートは必要であり、成長シートを使った目標管理は、すべての社員に高い目標を設定させることになります。

そしてすべての目標管理を実施している会社に共通なことは、実は、目標達成率で昇給・賞与を決めている会社は存在しないことです。

実際に社員の処遇を決めているのは、実はこの成長点数です。
高い目標を設定した社員はこの成長点数が高くなり、それに伴って昇給・賞与は徐々に増えていきます。しかも簡単に決めることができます。

この簡単な目標管理をするためには、大切なツールである成長シートが必要です。
逆に成長シートをつくって目標管理をした経営者は驚くでしょう。
「なぜ社員は高い目標を設定するのか!」

それは入社のときに本人が言ったとおりです。
「私はこの会社で成長したい!」
そのように宣言して入社したこと、そのことを実現しようとしているだけです。

社内で問題があったときにそれを叱るよりも、何か社内に問題がないか調べることです。その問題解決によって大きな効果を得ることができるでしょう。

 

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