自信を持って現状を乗り越えていく経営者と、自信が持てず現状にとらわれる経営者の違い
「当社にできるでしょうか?」
開発への挑戦を迷っている、ある経営者からの相談です。
この「できるかどうか自信が持てない」という悩みは、開発実績の無い企業の経営者のほとんどが持つものです。
一方で、こういった企業に、実力が無いのかというと、決してそんなことは無いというケースがほとんどです。よくよく聞くと相当に実力があり、ずいぶんと謙遜されているなと思うことが多いのですが、経営者本人は、いたって本気です。
そして、こういった、実力はあるのに自社に自信が持てない経営者には、ある特徴があります。
それは、「現状分析に、できるという自信の根拠を探そうとしている」というものです。
ところが、自社の現状を分析してみると、
- 積極性がない
- 言われたことしかできない
- 自分で考えない
- やる気がない
- 挑戦しない
など、社員のことだけでも問題が次々と出てきます。
「これだけの問題があるので、とても自社には開発はできない」
現状分析に、やれそうな根拠が見つからず、すっかり自信を失ってしまいます。
誤解しないで欲しいのですが、何も現状分析が悪いと言いたいのではありません。そうではなく、問いたいのは、「何のために、現状分析しているのか?」ということです。
自社に自信が持てない経営者は、やれる根拠を探すために、現状分析をしています。その結果、根拠が見つからず、現状を嘆き、あきらめてしまいます。
これに対して、同じように厳しい現状分析結果が出ても、あきらめずに現状を変えていく経営者が居ます。彼らは、厳しい現状をしっかりと受け止めながらも、決して現状を嘆いたり、あきらめたりすることはありません。現状を厳しく否定し、現状を変える努力します。そして、見事に現状を変えていきます。彼らには、現状は変えられるという自信があるのです。
では、彼らの「現状は変えられる」という自信はどこから来ているのでしょうか?
その答えとなる次のような特徴を、彼らは持っています。
それは、「自分と自社の未来を信じている」ということです。
自信とは、文字通り、自分を、そして自社を、信じているということです。
自信に根拠は必要ありません。現状を変えていける経営者とは、自社の未来を信じ、社員の成長を信じ、自分を信じている人です。
逆に、あきらめてしまう経営者は、自社の未来を、社員の成長を、そして自分自身の未来を信じきれない人です。信じきれず、どこかに自信につながる根拠を探そうとする人です。
自社や社員、自分の未来を信じきれない人は、どうしても、信じることができる根拠を探そうとします。現状分析から根拠を見つけようとしてしまいます。しかし、見つからずに、すっかり自信を失い、あきらめてしまいます。
一方で、信じている人は、もともと自信をもっているので、そもそも根拠は必要ありません。ですから、現状分析は変えるために行うのであって、そこに根拠を求めたりはしません。
いつ、どんな状況からでも、人は変われるし、会社は変われるものです。経営者がそれを信じなくてどうするんでしょうか?
現状ばかりを見て、現状を嘆き、現状にとらわれている企業に、未来はありません。
未来に向かって会社を変えなければと思ったのなら、そこに向かって、未来の会社と未来の社員、未来の自分を信じることです。その上で、前進あるのみです。
心配はいりません。真の社員は、未来を信じて突き進む経営者に必ずついてきます。必ず変わります。
必要なのは、未来に向かって会社を変える、現状を乗り越える、その信念です。
我が社の未来を信じましょう!
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