営業マンにとって一番大切な時間管理の意識
同行営業ご支援時、ある営業マンのつぶやきです。
「訪問先の〇〇さん、実は苦手なのです。商談に関係ない世間話や自慢話が多くて、いつも1時間くらい捕まってしまいます。今日もきっと…」
「では、私が名刺交換を終えたら、すぐに、あるお願いをしてください」
営業マンもヒトの子。
苦手な人がいて当然です。
顧客が寡黙な人ですと話はなかなか盛り上がらず、ヒアリングも難しいかもしれません。
かと言って、しゃべり続ける顧客も困ります。
なかなか話す機会がもらえず、本題に入れません。
しかし、ここはビジネス。
どんな人とでも淡々と対応する力を身につけなければいけません。
先ほどの「あるお願い」に戻ります。
これは営業マンが女性、顧客が男性の場合によくあるケースです。
今回、訪問して着座するとすぐに次のように話すようアドバイスしました。
「〇〇部長、実は次のアポがありまして、今日は20分くらいで失礼させてください。ですので、さっそく要件で恐縮ですが…」
関係のできている顧客であれば問題ないはずです。
冒頭の一言が効き、今回の訪問は予定通り30分で終了しました。
彼女は、今後もこの方法を活用すると言っていました。
営業マンにとって、最も重要な仕事は主体性のある時間管理です。
朝一番、今日は何にどれだけの時間をかけて仕事を行うのか計画。
周囲に振り回されないよう、自身が主体性をもって取り組むことを意識します。
そして限られた時間の中で、どうやって集中力を高めていくのか?考えます。
私は30分単位で仕事の内容を変え、気分転換を図りながら取り組んでいます。
30分の中には自由な時間を設けています。
この自由な時間に30分では終える事のできない仕事や、軽いメールのチェック、コーヒーを買いに行く等…
現役時代、私はこの自由な時間を周囲に伝え、電話なども一切取り継がないようにお願いしていました。
これにより、顧客だけではなく上司や部下からもこちらの都合を気にして、声をかけてくれるようになりました。
貴殿は主体性をもった時間管理ができていますか?
今回も、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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