年末年始に、交通事故を起こさないために
出前・宅配で売上を伸ばすには、一回当たりの注文単価を上げていくか、注文数を増やしていく必要があります。(売上高=一回当たりの注文単価×注文数)
これから迎える年末年始商戦は、注文単価も注文数も伸びていく年間で最大の商戦期です。
この時期に売上を最大化するために、人材の採用と教育、商品手配や販売促進などの準備を進めて来られたはずです。
そして、ピークを迎えれば、猫の手も借りたいほどの注文が入ります。
クリスマスのピザ、大晦日と正月の寿司は、たった数日で通常期の1ヶ月分以上の売上を上げる店もあるほどです。
ところが、忙しいときに限ってトラブルも起こりやすくなります。
厨房機器が故障することもあれば、バイクのブレーキレバーが折れてしまったこともありました。シャッターが動かなくなったこともあれば、備品が不足したこともあります。
これらは、事前の点検や準備で解決することは可能です。
しかし、年末年始に絶対に起こしてはならないことがあります。
それが、交通事故です。
事故が起これば、デリバリースタッフだけでは対応できません。店長が事故対応に追われ、場合によっては社長までが対応に当たる必要がでてきます。
店長本来の仕事が出来なくなり、予定していた注文がこなせずに売上は下がってしまいます。
さらに不幸なのは、予約の注文さえ大幅に遅れてしまって、お客様の信用を落としてしまうことです。
注文数が多くなる繁忙期は、1件当たりのデリバリーを短時間ですることができれば、数多くの件数がこなせます。
そのため、デリバリースタッフは、最短で配達できる道を選んで走ります。
「早く届けたい」という気持ちはありますますが、それ以上にデリバリースタッフは、商品が倒れたり、一方に偏ったり、崩れたりしないように気を付けていますから、自然と慎重になり、安全運転になっています。
誰も事故を起こそうとしているわけではありませんが、お客様に商品を届けてしまうと、張っていた気持ちが緩み、注意力が落ちてしまうこともありますが、本人はそのことに気付いていません。
だからなのかもしれませんが、交通事故は多いのは、お客様に商品を届けるときではなく、帰り道の方が圧倒的に多いのです。
交通事故を防止する第一歩は「声掛け」です。
どんなに注文が多くて忙しいときでも、デリバリースタッフは大きな声で「安全運転で行ってきます」と言って出掛けます。
店にいる他のスタッフは「安全運転で行ってらっしゃい」と声を返します。
これだけでも交通事故を減らすことができるのです。
ところが、デリバリースタッフによっては、「声掛け」をすることで全く事故を起こさない優良なスタッフもいれば、それでも事故を起こすスタッフがいます。
そんなスタッフにはもう1つの特別な方法があります。
その方法は、店に戻る前に「店に連絡を入れること」です。
こうすることで、お客様に商品を届けたことで緩んだ気持ちをリセットする効果があり、いい緊張感が蘇ってきます。
交通安全でデリバリーすることが、年末年始の売上を最大限に伸ばします。
どうそ安全対策を十二分に行って、年末年始で稼いでください。
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