「チェーン店改革で成長する方法」
「これから、経費は毎年上がる。どこかでその対抗策を考えなければならないのだが?」
先日、ご相談にお見えになった経営者の方からの質問です。
-----業務の棚卸しをされてますか?とお聞きすると「やってない・・・」というお答え
チェーン店を1つの船に見立てれば、スイスイ動いている間は みんな油断して 小さなムダや非効率が積み重なっていきます。
そしてふと気がつくと、会社が重くなり、しがらみやしろいろなことで、身動きがとれなくなっています。
自分たちは前と同じように仕事をしているのに、なにかうまくいかない。
危機感はあるものの、何をしていいのかわからない。
こういった沈滞ムードを吹き飛ばすためにも、沈む前に改革を急いでいかなければなりません。
大型船は、毎年手をいれていかないと、喫水が下がり、速度が遅くなって使い物にならなくなると言われてます。船体の経年劣化でなく、原因は人です。乗組員が私物を持ち込んで、それが積もって、船が重くなり沈みこむそうです。
人の手の掛かる、チェーン店運営の仕事も同じでして、本部でも店舗でも自分のところで、解決できないことが積もり積もって、重くなり動きが鈍くなります。お互いの意志が通じず、社内の士気は下がっていきます。
社内に手をいれる改革は、社員の中からは自然発生的に、でてくるものではありません。理由は簡単で、「もし達成できなかったら・・・」と誰もが考え、責任をとれる立場に無い社員が、自ら志願して自らを追いこむ、わけがないからです。
これこそが、社長の仕事となります。
もちろん、進めるにあたっては 社長の信頼の置ける部下を任命して入念に準備をします。そして、本部であったり、店舗へ徐々に浸透させていくためにの、十分な時間が必要となります。一旦軌道に乗れば、中期計画の基盤が出来上がることとなります。
こうした仕組みがあって、個人個人が考え創意工夫で、お客様にモノを提供することを自分の喜びとし成長を実感できます。
企業の成長は人の成長なくしてはありえません。
さあ、成長し続けるチェーン店をつくるための時間を月に何時間とっていますか。
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