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「ゴーン・ショック」から立ち上がれ!

SPECIAL

10億ビジネスの経営数値成長戦略コンサルタント

株式会社ノグチ経理相談室

代表取締役 

同族会社の業績を、10億20億事業に成長させる「経営数値」コンサルタント。客数や客単価・生産性などの業績を現す数値と、財務諸表の数値とを統合させることこそ、同族企業の成長の根源であると、「儲かる社長が押さえるべき商売7つの数値の法則」として体系化。頼りになる指導と、評価が高い。

「カルロス・ゴーンが、逮捕されたと報道があるよ!脱税だって報道されてる。

有価証券報告書に記載してないと、脱税なのか?」 

帰宅するやいなや家人が、矢継ぎ早に質問してきた。

一昨日の夜の出来事、いったい何言っているの?私はわからなくてぼーっとなった。

「だから、有価証券報告書というのは、上場企業が株式市場に、いや株を購入する株主に対して会社の財務状況や営業状況を、…」 

なんで、地検特捜部?

脱税は、普通“国税”だよ…? 

「君の話はなんだか全くわかんない。有価証券報告書虚偽記載は、何故脱税になるか聞いてるんだよ。」 

…叱らないでよ、…

…正直、何が内部で起こったのか、なぜそれをカルロスゴーンが行ったのか…

…も~っ、私カルロス・ゴーンをできる経営者の規範にしてたんだから~…

 

事件は会議室の中で始まった。 

22時、テレビでは日産自動車代表取締役の記者会見が始まった。

「捜査中なので、お話しできる事は限られる。」ってか~、わかんないままじゃん。

感じていたのは、不快感

クーデターで会長を追い出した人の会見を公共放送で見ている。

日産の社長さん、有価証券報告書の改ざんはあなたが、虚偽記載したと同じ事だよ。

カルロス・ゴーンのこと悪く言ってる場合じゃないでしょ!

 

数字は,共通言語。だから、1つにまとまる力になる。

日本経済新聞の「私の履歴書」は私の大好きな記事です。

平成291月、年頭から掲載が始まったのが、「カルロス・ゴーン」私の履歴書でした。

そう、このシリーズの切り抜きを私は今でもしっかり保管している、だから分かる。

当時彼は、日産自動車の社長でした。

2017115日のテーマは、「日産180」

経営計画の名を、必ず数字にするとした記事です。 

“ビジョンを社員に浸透させるのに重要なのは共通の言語だ。私はそれが数字だと思っている。…両者の違いを埋め、力を最大限に引き出すには、双方で共有できるわかりやすい目標が必要だ。それが数字である。

数字は多様な言語、文化の中で育った私が考え抜いた共通の言語なのだ。“ 

数字があなたの会社の業績を上げる!と毎日毎日声を張り上げている私にとって、この言葉は座右の銘・バイブル・スローガン、であり続けている。

 

成果をだしたのに、出さない人と同じでは、公平性に欠く

この記事の冒頭、「業績のV字回復がハッキリすると、日本の社会の日産自動車に対する見方や評価はが線変わった。」と書いている。

さらに、「働き手は仕事の成果で評価されるべきだ。…成果を出したのに出してない人と同じ賃金や昇給ペースでは公平性を欠く。重要なのは公平性だ。」と 

当時カルロス・ゴーンは、日産自動車社長、結果を出さなければ評価はどん底になる。

コストカッターで、成果を出した。

だから成果を出した自分をハッキリ評価させようとしたのだろう。 

日本人が、カルロス・ゴーンを、カリスマ経営者として受け入れた時期があったのだ。

おかげで、私は、数字を共通の目標にすることに自信を持つ事ができた。

数字で全社員の目標を1つにまとめて、給与ベースアップして、確かに成功した人がいるのだ。 

PS.

晩節を汚す(ばんせつをけがす)経営者を何人か知っています。会計事務所時代の事です。あまりに飛び抜けた力を持つ経営者には、耳障りの悪い意見は入らなくなります。周りに反論・苦言を言う人がいなくなるのです。

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