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先を見据えた経営ができているか

SPECIAL

実力幹部コンサルタント

株式会社ウォーターフロー

代表取締役 

社長が一人相撲をしていると、いつまでも事業にならない!戦略的に実力幹部を育てて、事業の仕組みとしていく具体視点…。

経営では戦略が最も大事であるというのが通説です。しかし、戦略の本質を理解している経営者は多くありません。

例えば、目の前に害虫が現れたとします。慌てて害虫を駆除した段階で安心してしまい、「また出てくるかもしれない」と対策を立てる方は少ないのではないでしょうか。

経営も同じです。目の前の難題に気を奪われ、やれ人材の見直しだとか、銀行借入に走れとか一時しのぎ的な改善にとらわれてしまうのです。

経営者が一番走りがちなのが経費削減です。当然コストの見直しは必要ですが、売上が増えていない状態での経費削減は社員のモチベーションを低下させる原因になります。試算表の数値上はその時は改善されるかもしれませんが、反対に業績はより悪化することになるでしょう。

経営戦略とは言い換えれば「先を見据えた経営」です。「なぜ今この苦境に追い込まれているのか」を何回も自問自答し、問題の本質を見つけ出すこと・・・数字を並べただけの精度の低い経営計画を作る前に自分たちが一体何をしたいのか、どこに向かうのかを結論付ける必要があるのです。

景気が悪いから、取引先が増えないから、従業員の能力が低いからと他者のせいにしても会社の業績は上がりません。目先のことだけにとらわれず、徹底的に自社の方向性を見直してみましょう。

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