営業マンが、常日頃から意識すべき「伝えたい」一言
お盆まっただなか、居酒屋のカウンター席、私の地元、兵庫県三田市で、中小企業診断士の後輩〇〇氏との会話から 。
「〇〇さんご活躍ですね~、うらやましい」
「いえいえ、大森さんのご指導のおかげです」
「私は横で吠えていただけ、貴殿の実力です!」
(お酒も入り盛りあがってきたところで)
「ところで大森さん、いつもの口ぐせは変わっていませんね」
「はい、よく周囲から言われます。この口ぐせに対する返事から、相手の考えの深さが見えるのです」
「怖いな…」
その「口ぐせ」とは、「一言でいうと?」です。
営業マンに限らず、人は相手に自分の想いを理解してもらうためにどうすればいいか、いつも考えています。
ただ、頭の中で考えが十分にまとまらず、相手に話しているケースがよくあります。
すると相手には、自分の伝えたい事が正しく伝わりません。
そのために話す時間がどうしても長くなる。
長いと、結局何が言いたかったのか相手は分からなくなってしまいます。
そこで、大森が聞き手役の場合には、どの程度、頭の中で考えが整理されているか?を意識するようにしています。
このまとめを聞く質問が「一言でいうと?」です。
この返事の後、
「その背景・理由」
「伝えたい想い」
「私に伝える意味・意義」
等を順序だてて、質問するようにします。
すると相手も、私の質問を通じて伝えたかった事が整理されてきます。
今度は営業マンとして伝えたい場、役員プレゼンを例にあげてみましょう。
伝えたい一言は「成長と発展を分けた戦略」
背 景:市場の成長スピードと貴社のスピードのGAP
想 い:そのGAPを埋めるには〇〇
効 果:投資対効果(ROI)は△△
この内容の詳細をコラムの中では書ききれませんが、大森は、論理的に説明する自信があります。
自分の「一言」で、どの程度頭の中が整理できているか?
相手の「一言」で、どの程度頭の中が整理されているか?
これを繰り返しながら、私も自問を続けています。
貴殿は、顧客に対する提案だけに限らず、種々な考えについて「一言」でまとめる意識を持っていますか?
今回も最後まで、読んでくださりありがとうございました。
コラムの更新をお知らせします!
コラムはいかがでしたか? 下記よりメールアドレスをご登録いただくと、更新時にご案内をお届けします(解除は随時可能です)。ぜひ、ご登録ください。