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経営者が時間がたつのが速くなったと感じたら要注意

SPECIAL

商品開発コンサルタント

株式会社シンプルテックプラン

代表取締役 

商品開発コンサルタント。特に開発部門を持たずに売れる商品開発を実現する、独自の「デベロップレス」体制づくりに定評。いま全国の中小メーカー企業の業績躍進の新手法として、多くの企業から指導依頼が集まる注目のコンサルタント。

先日、たまたまテレビを見ていたら、「なぜ、歳を取ると時間がたつのを速く感じるのか?」について解明する番組をやっていました。

若い頃に比べ、時がたつのが速くなったというのは、よく聞かれる言葉です。万人にとって時の流れは同じはずなのに、どうして人によって、年齢によって、感じる時間が変わるのか?

答えは、経験したことの記憶量に差がある、というものでした。

試しに、被験者に今日一日で経験したことを質問すると、若い人ほど、たくさん出てくる。例えば、今日の食事。何をどれだけ食べたか、それぞれどんな味だったか、若い人は、食材や調理の詳細まで記憶しています。一方で、年齢を重ねた人は、覚えていないか、覚えていても、一言、「お肉を食べた」程度で終わってしまいます。この記憶量の差が、感じる時間の長さの差になっているということです。

なぜ、歳を取ると、経験したことの記憶量が減るのかというと、日々のほとんどの出来事が既に経験したことだから。新しい経験は、そのディテールまで記憶されますが、既に経験したことは、過去の経験との違い部分しか記憶されない。記憶した経験の量=感じる時間だから、人によって感じる時間に差が出る、ということです。

私生活ならこれでも良いかもしれませんが、経営において、この症状が出たら危険です。「経営のほとんどが過去の経験で処理でき、時がたつのが速くなった」これは、取り組みがマンネリ化し、惰性・延長線上になりつつあり、会社の成長が止まる前兆の可能性があるからです。

これまでの経験から外に出ない、未知への挑戦をしない、これでは、会社の成長は、止まります。

アレもやりたい、コレもやりたい、挑戦したいことがたくさんあり過ぎて時間が足りない

これが、成長する経営者と会社、いつまでもエネルギッシュな経営者と会社に共通する特徴です。頭の中は、これまでのたくさんの経験と、これから先の新しい経験への期待で一杯になっています。

経営者たるもの、いつまでもこうありたいものです。

最近、時がたつのが速くなっていませんか?
時がたつのが速くなったと感じたとき、それは、すぐに新しい挑戦を始めるべきサインです。

御社の挑戦をお待ちしています。

 

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