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お金を残す経営ができる社長が知っている原理とは?

SPECIAL

ダイヤモンド財務コンサルタント

ユメリアコンサルティング株式会社

代表取締役 

次世代経営者専門の財務コンサルティング機関。同族会社のオーナー社長・二代目社長に対して、経営基盤を頑強なものにする、「ダイヤモンド財務」の築き方を指導。

当社は、同族会社と社長の財産管理(お金が残る仕組みづくり)実務の専門機関なので、実に、様々な会社経営にまつわるお金の相談ごとが寄せられます。その中で、多くの社長が「当たり前」と信じている常識が、実は、会社を苦境に追い込む「落とし穴」だった…ということに気づかされることがあります。

例えば、多くの社長は、「売上を増やせば、潰れない会社になる…」という風に考えます。その結果、「売上至上主義」で経営の舵取りをし、時には、無理な売上拡大や間違った節税対策、場当たり的な資金調達を繰り返していくことによって、社長自身が知らず知らずのうちに自社の財務状態を棄損するような経営判断を下してしまうことがあるのです。

当社では、足元の財務改善・財務強化のお手伝いもさることながら、あくまでも目線は、3年後・5年後・10年後の「4C(フォーシー)経営(※)詳しくはhttps://www.yumerea.co.jp/4c 参照」を実現するご支援をさせて頂いておりますが、そもそも「黒字経営なのに、お金が残らない」という症状は、様々な要素が複雑に絡み合って現れてくるものなのです。

よって、その要素を一つ一つ丁寧に解きほぐしていくことが当然ながら必要不可欠となってくるのですが、その解決のための第一歩となる概念が「必要利益」なのです。簡単にいうと、必要利益は、税金や借入金の返済をしても、内部留保がちゃんと増えて、お金もしっかり残っていくような利益のことをいいます。

この必要利益がしっかりと稼げていない場合は、たとえ損益計算書上で利益が出ていても、税金の支払や借入金の返済で資金が苦しくなっていってしまうのです。万が一、必要利益以上の借入金返済を毎月行っていたとしたら、当然資金繰りは苦しくなってしまいます。

税金は儲けた利益から払いますし、借入金は、儲けた利益から税金を支払い、その上で残ったお金から返済をします。しっかりとお金を残して将来の成長発展につなげたいと願うのであれば、社長は、会社経営にまつわるお金の原理原則を知っておかなければならないのです。

「ウチの会社は、どれぐらいの売上がないとダメなのか?」
 「どこまでの売上減少なら、ウチの会社は潰れないのか?」
 「手元に残ったお金は、どのように使うと最も効果的なのか?」

会社を成長させる社長は、実現したい未来から逆算して、今手元にあるお金を最も効果的に使っていきます。その上で、自社にもしものことがあった場合に、どう経営の舵取りをしていくのかのリスクヘッジに関しても余念がないものです。

「社員へのボーナスや昇給など、どのように処遇を改善していくのか?」
 「機械設備や新規出店等の事業投資は、どのタイミングで行っていくのか?」
 「3年後、5年後、10年後、どれぐらいの内部留保があったらいいのか?」

未来から逆算してどれだけの売上を上げ、費用を払い、税金を払い、そして借入金を返済していくのか。これらを担保できる利益はいくらなのか。そして、これはどの事業部・部門・店舗からそれぞれいくらずつ稼ぐ必要があるのか。これらは全て数字情報の裏付けがあってこそ、実現できる世界なのです。そして、そのためには財務中心の会社づくりが必要不可欠なのです。

ダイヤモンド財務®コンサルタント
 舘野 愛

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