ワークショップで売上2億円増

社内ワークショップが社運を賭けた本社移転に寄与
都内住宅街に40年前から本社を構えていたBtoBビジネスの某中小企業A社。
工場が郊外にあるため、工場と都心への交通の便を考慮してのことでした。
しかし、市場の成熟により、営業力強化が欠かせなくなった昨今。
40年の歴史を捨てて、都心に本社を移転されました。
本社移転により、固定費が大幅UP。
それをまかなうために、売上高を1割増、2億円上乗せが、至上課題となりました。
営業力強化のために都心進出したにも関わらず、売上増のための戦略が営業から挙がってこない。
「社運を賭けて本社を移転したのに、若手の多い営業部門では無理なのか?」
そんな悩みから、コンサルティングのご相談をいただきました。
B社長にお話を伺ったところ、売上高UPのために、本社移転以外に、新商材開発チームの立ち上げ、中途採用で新たな職種の採用にも着手されていました。
しかし、最も大切な戦略立案には何も手がついていないという状態。
そこで、弊社が提供するワークショップ型「顧客基盤戦略コンサルティング」をスタートしました。
本プログラムの基本構成は以下の通りです。
Day1 自社顧客の分析
Day2 将来予測から「選択と集中」へ
Day3 ペルソナを描く
Day4 商品サービスラインナップ再構築
Day5 アクションプラン立案
Day6 顧客ロイヤルティ向上を促す社内ブランディング
どんな企業にも必ずお得意様といえるロイヤル顧客が存在します。
お得意様にとって、「ビジネスパートナーを目指す」というセリフはよく伺います。
しかし、実際にパートナー企業を目指すために、取り組んでいる企業は本当に数少ない。
ビジネスパートナーを目指すためには、まず、お得意様の「ビジョン(あるべき姿)」をよく理解してください。
その実現のために、何を協力できるか?
ビジョン実現のために協力できる企業こそがビジネスパートナーです。
A社のワークショップでも、Day1 自社顧客の分析で、お得意様の特定から、お得意様のビジョンの理解、そして、ビジョン実現のために協力できることについてディスカッションしました。
その成果が、一年後に売上高2億円増として現れました。
そして、A社の場合にはもうひとつの副産物が。
B社長曰く、
「今まで部署の枠を越えて、議論したことが無かった」
今回のワークショップで、営業・企画・開発製造のメンバーがグループワークでお得意様のビジョン実現のために協力できることを議論することによって、個々の部署では創出できなかった新商材を企画開発することができたのです。
「2億円増もうれしいけど、一番うれしい結果は、組織の枠を越えた社員の議論が、独自の新商材を開発してくれたこと。これを学びとして、今後も部署間交流のプロジェクトを立ち上げていきます。」とB社長から感謝のお言葉をいただきました。
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