成長企業の社長は知っている、社員を活かす心のマネジメント
今、ストレスのない職場はありません。職場だけではなく、生きていく上で私たちは常に何らかのストレスを抱えています。しかも、昇進や昇格、結婚や出産、引っ越しなどの良い変化であっても、人間にとってはストレスなのです。いかなる変化であっても、それに馴染むまではストレスとなっているというわけです。
といって、ストレスは悪者であるとも言い切れません。新しい仕事へのチャレンジなどは、ストレスにもなりますが、成功した時の充実感や満足感をもたらし、成長する機会を与えてくれるものです。ストレスを否定したり、全く感じない、持たない生活を求める必要は全くないのです。
つまりストレスとどう付き合うかが重要なのです。
職場において、メンタル不調になってしまう原因はいくつかあります。が、すべての原因が職場であるとも限りません。個人の性格や考え方などももちろん影響しますし、プライベートなストレスも同様です。仕事とプライベートを意識の上でははっきり分けているとしても、配偶者や子どもとの関係、親の介護など何らかのストレスがあれば、それが仕事に影響しないとは言えません。
一方で、不調にならないためにストレスを緩和するものもあります。それが他者によるサポートです。職場であれば、上司や同僚からの理解と支援、プライベートであれば家族や知人友人からいかにサポートをもらえるか、受けられるかが重要なのです。
実はこのサポートの内容にもいろいろあるのです。例えば、アスリートを例にしてわかりやすく説明してみましょう。
- 新しい技術やスキルを取得できるようにサポートする
- 食事や睡眠など、健康管理をサポートする
- 困難に立ち向かい、やり遂げることができるようメンタルをサポートする
これを職場に置き換えると、
- 上司や先輩社員が、営業スキルなどを指導を通じてサポートする
- 社員の健康管理をサポートする
これは「いきいき健康経営」の流れです。食事や運動ほか、社員の生活習慣について会社が指導する、サポートするということです。
最後が
・情緒面でのサポート
仕事が上手くいくよう、やり遂げられるようネガティブな気持ちになった場合に気持ちをコントロールできる力や、自信を失った場合もできると信じ、粘り強く困難に向き合う力を与えるというサポートになります。
逆境を逆境としてとらえるだけではなく、この困難から学べることは何か、自身のキャリアや生き方にどんな影響があるのか、そのためにどうやって乗り越えていくのか、まさに物事の捉え方を変える「リフレーミング」ができるようサポートするというのも情緒面での貴重なサポートになります。
今や管理職がここまで部下の面倒を見なければならないのか・・・と嘆く気持ちもわからなくありませんが、それもあえてリフレーミングしてみると、この情緒的サポートがきちんと組織的にできている会社は成果を出すということになります。
知っているか知っていないかが大きな違いとなるのです。そして、知っていたからといって、現場ではすぐに実践するのは難しいものです。個々人が自己啓発の本を読んで学んだり、研修で学んだとしてもなかなか根付かないのです。
そのため、このような情緒的サポートをしてマネジメントをしていく仕組みを作るのが、アクティブメンタル流のマネジメントです。
知識やスキルの指導だけではなく、情緒的サポートをマネジメントに積極的に活用して結果を出すのです。御社でも正しく理解し、正しく活用してみませんか。
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