チェーン店経営で人材を利益に結びつける法
「マネジャーが部下に任せないでやってしまうため、作業効率があがらないんです。なにか良い方法ありますか?」
先日 ご相談にお見えになった経営者の方からの質問です。
-----マネジャーの仕事の役割の違いを説明してますか?とお聞きすると「言ってはいるんですが・・・」というお答え
時間給の高い人が、採算のとれない作業をしていることを改善させるには、一時間に一人でいくら売らなければならないかの目標値を設定することです。
これを人時売上(にんじうりあげ)と言っていますが、売上高÷人時で算出します。
まずは、この人時売上が毎日、出るようにするシステムを入れなければなりませんが、これがあると無いとでは、利益の残り方が全く変わってきます。
店舗の作業を人件費で管理しようとすると、単価の違いがあり管理が難しくなりますが、人時であれば、単価は関係ありませんので大変楽です。
何よりも重要なのは、「この作業をやるのに、○○人時かかります」と作業時間がはっきりするため、より計画が組みやすくなるのです。
一方で、スーパーでも専門ショップであっても、接客接遇は必ず発生します。
接客接遇の目的は販売の他に、お客様の声を引き出すことです。
お客様の要望情報、商品への要望は必ず毎日発生しますので、ここは人時を貼り付ける価値ある戦略投資といえます。
時給の高い人の無駄削減で確保した人時を 売上を上げる商品計画や接客作業に置き換えていくことで、個店の利益を増やすことになります。
今の時代、チェーン店であっても一店一店でお客様の声を聴き、魅力ある商品を提供し、地域に求められる個店にならなければ、利益を出すことはできません。
御社では、人材を利益に結びつけるしくみどのように進められてますか?
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