中途採用の中堅職社員を活躍させる秘訣
中途採用した社員で経験を持ち、部下を指導をしていたと聞けば、経営者の誰もが自分の会社でも中堅職として活躍してもらおうと考えるでしょう。
ただ、他の会社で中堅職層で活躍していたからといって、当社で中堅職層が勤まるかどうかは全く未知数です。
理由は簡単です。前の会社での優秀な社員と、転職先の会社での優秀な社員が同じとは限らないからです。全く違う場合もあります。
そのため、前職で中堅職として活躍したからといって、そのままストレートに中堅職にしてはいけません。
まずはこの会社の一般職層の成長シートで優秀であるかどうかの確認が必要です。
つまり、中堅職で活躍してもらうことを期待しても、我が社に入ったら最低半年間は一般職層の成長シートで仕事をしてもらい、一般職層の成長シートで80点以上を取れるか確認しなければなりません。
この確認のプロセスを経ずして、我が社で部下指導をしてもらったら大変なことになることにお気づきでしょうか。
前の会社の優れたやり方を我が社で説明したら、我が社には一般職層の社員に成長のゴールが複数存在することになります。
これでは指導を受ける社員が大混乱となります。
我が社の優秀な社員は既に1つのシートにまとめ上げられています。
そのため、前の会社で優秀な社員であろうが、前の会社で部下指導をしていた社員であろうが、まずは我が社の一般職層の成長シートで80点以上を取れることが次の中堅職として活躍してもらうための大前提です。
そして、80点以上の点数を取れた時に、初めて次の中堅職層にステップアップして下さい。
仮に半年間で我が社の成長シートで80点を取れたら、それは確かに間違いなく我が社でも優秀な社員でしょう。
全ての社員がこの次に中堅職層にステップアップする社員を認めることになります。
中途で採用した社員は、この一般職層の成長シートで80点を取れてから中堅職層へ。
当然ながらそこには中堅職の社員がいますが、その中堅職社員が出席している成長支援会議で、高い点数が取れたことが分かれば、同じ中堅職層の社員は、その中途社員も認めざるを得ません。
彼は優秀な社員であるという組織的合意を持ってこれから活躍するのです。
そしてこの中堅職層にステップアップしたこの社員は、全ての社員に対して、指導する内容は、我が社の優秀な社員をモデルにして作った成長シートに向かっての指導になります。
現在いる上司も、あとから入社した上司も、全てが同じ一般職層の成長シートで優秀な社員に向かっての成長を支援する。
この指導ができないと、中途を採用している会社は、社員を採用するたびに混乱することになります。
その理由の1つがここにあります。
今後は上手に中途採用の中堅社員を活躍させてください。
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